ガラケーが壊れたので新しい携帯に買い換える際、子供が楽しそうに使っているスマホと同じものを買ってきた。しかし、いざそれを手にした両親はガラケーと勝手が違うことに気づき、なんでもかんでも子供に聞いてくる。そうしたイライラ、感じている人多いようです。この記事ではそういった時にどのように対処したら良いか考えてみます。
親にスマホを教えている側がイライラしても空気が悪くなるだけ
一方の子供(以降、あなたと書きます)はスマホのメニューが頭に瞬時にイメージでき、どうすればいいかを理解している玄人。他方の親は、スマホなんてまともに使ったことがなく、タップとかアプリなどの言葉も外国語にしか聞こえないド素人。
母国語しか話せない日本人とアメリカ人がいきなり会話しようとしているようなものです。あなたが言葉を選んで何回教えても、覚える気力は失せて当然かもしれません。
他方、「あぁ~やっぱ分からない、もういいわ!」などと投げ出すようなことを言われれば、あなたはイライラしがちになるのも分からないでもありません。でも、せっかくスマホを使おうと手に取ったのに、悪い雰囲気を作ってしまうと親はスマホを手放してしまいます。それでは本末転倒ですよね。
親にとってスマホを使う全てが外国語だから理解できないのが普通
親にとってスマホを使う際に交わされる言葉は基本的に分からないと思った方が良いでしょう。いきなり東大入試のテスト問題に直面しているようなものです。
あなたにとって、「タップして、ストアからアプリ落とせばいいだけじゃん!」という丁寧に教えてるつもりのフレーズも、テニオハを取り除いたら親が理解できる言葉は一つも残っていません(おそらく)。今のあなたのような言葉遣いで理解できるのは、あなたと同等かそれ以上に理解している人だけでしょう。
人にモノを教えるって凄く大変な作業なんです。だから、あなたも方法を教える方法を変えてみてはどうでしょうか?
例えば、ノートに手順をすべて書き出しこれ以上ない!ってくらいの手順書を作成する。その際、一行に行うアクションは一つにし、かつ、タップとかアプリとか、いわゆるスマホ用語は「一切使わずに」作成する。どうですか?何も知らない人でも理解できる言葉でマニュアル化するって意外に難しいですよ。
そして、できたならば、最初は、その手順書に従って、親の前で、一つ一つデモして見せてあげてください。そうしたら、次は親に同じことをしてもらう。この繰り返しです。あなたが親を突き放すことができるかは、あなたが作るマニュアルの出来にかかっています。
それでもスマホ操作を投げ出されたら携帯ショップに連れて行く
これだけ懇切丁寧に教えても投げ出されることがあるかもしれません。その時は、携帯ショップに連れていきましょう。
今、スマホ大手は格安スマホに客を奪われ、新規顧客の囲い込みに躍起になっています。従って、ガラケーを使っている、あなたの親世代は格好のターゲットです。既にご存知かもしれませんが、今はSIMチップの組み込みと設定で引き渡しということはせず、その後の具体的な使い方を懇切丁寧に教えてくれます。
彼らの心の中も決して穏やかではないかもしれませんが、教えることそのものが彼らの仕事であるため、かなり期待できるかもしれません。その際、母親を連れて行くならば、好みの男性スタッフがいるお店を選ぶと意外にスムーズに覚えてくれるかもしれませんね。
まとめ
この記事では、スマホをなかなか使いこなせない親世代にどうしたら使えるようになってくれるか考えてみました。
・イライラしている気持ちは簡単に伝播しやすく、教える上で妨げになることを認識すること。
・教え方を変える。例えば、スマホ用語を使わずに手順書を書き、一緒に練習してみること。
・携帯ショップの店員に教えてもらう方法もある。
家族でスマホを使えるようになり、有用なコミュニケーションツールとなって家族の絆が深まると良いですね。