私には今小学2年生の女の子が一人います。娘を妊娠するまで、「私は子供を産まない」「私は子供が嫌い」と思っていましたが、いざ自分が母になると、その感情は変わりました。
ですが意外にも「自分の娘が嫌いなんです…」と悩むママが多いことがわかりました。その背景に、迫ってみます。
娘を嫌いと思う感情はなぜ?
娘が嫌いになる要因の一つに、同性であることや、ご自身の育った環境や親から十分な愛情を受けてこなかったことも関係しているようです。ただしこの理由については、ご本人が自覚していない場合もあります。
例えば、親から虐待された子供は親から十分な愛情を受けていので、自分の子供に対してどう接していいのかわからないと聞きます。自分が受けてこなかった愛情を、自分もどう子供に与えればいいのか、どう接していいのかわからないのです。
自分が親に愛されなかったから「嫌い」となるのは大人げないかもしれませんが、人間として未熟だという見解もあります。
そんなに娘を嫌いと思う感情、実は自身のトラウマの表れかも…
私の両親は「超!昭和な考え」の親でした。
私も子供の頃は何度も親とぶつかり、私自身も親に対して思い悩んだ時期があり、実際に距離を置いていた時期も…。そんな経験もあってか、「私は子供を産みたくない」と思っていました。
このように親からの影響は本人が気づかないうちに、潜在意識の奥深くに刻まれてしまいます。
やがて自分が大人になるにつれ、「私は子供を傷つけるかもしれない」「子供に怒鳴ってしまうかも…」「だから子供は好きになれない」と、自身が受けた影響を、自身の子供にもしてしまうのではないかと囚われて、「私もそうなるんだ」と思い込むのです。
娘を嫌いと思う原因の一例
嫌いと思う原因は人それぞれです。独りで誰にも頼れず子育てをしている方や、子育てだけでなく家事も仕事もされてストレスや苦労が重なっている方もいらっしゃると思います。
- 子供は予想もしない行動にでる
- 思いがけない事を口走る
- 子供の高い声が苦手
- 子供に自分の時間を潰されていると感じる
- 子供に急な無茶振りをされる
- 後追いが激しい。離れてくれない。
- 実は旦那さんも子供嫌い
一例に当てはまるものはありましたか?一度、どんな事をされるとイヤになるのか、なんで嫌いと思うのか、ご自身の感情の癖や原因を探るのも一つの解決策になるのではないかと思います。
私が思うこれからの親子像
「娘のことがどうしても好きになれない」「嫌いと感じる感情をどうにかしたい」と悩まれているということは、ご自身もどうにかしたいと思っていらっしゃる心の表れと思います。
娘さんは娘さんなりの個性を持っています。それら全てを好きになるのは難しいかもしれません。ですが、自分の思う様にならないのも子育てです。少しここらで背中に背負っている重荷を外されてみてはどうかと思います。
親子の在り方は今、本当に多様化しています。「〜〜でなくてはいけない」「〜〜しなくては」と在るべき姿はご自身で決めていることが殆どです。そればかりを追う必要は無いです。「ねばならない」とばかり思い込んでいたら、ママの心が潰れてしまいます。
適度にご自身のストレスも発散し、ママご自身の思い癖に気づかれ、ママご自身の心を癒す方法を見つけることで、結果、ママの笑顔が戻り、娘さんとも適度な距離感を保てる様になるのではと私は考えます。
娘が嫌いな悩みについてまとめ
娘が嫌いと思うママは世の中に多かれ少なかれ居るということ。
娘が嫌いになるのはご自身の育った環境のせいかもしれない。嫌いという感情は、異常では無いですよ
嫌いな理由を書き出してみると、また別の気づきがあるかもしれません。「〜〜しなくては」「ねばならない」と言う感情は捨てましょう〜
ママ自身のストレス発散方法を見つけ、気負わない子育てをしていきたいですね!