創価学会の友人葬はどうしてそんなに不気味だと言われるのか

青空の下で1つ立っている墓金銭関係

みなさんは友人葬というものを知っていますか??友人葬とは創価学会という宗教法人の人たちが主に行なっているお葬式のこと。友人葬ではお坊さんを呼ばずに、創価学会の儀典長と呼ばれる尊師が、友人代表として勤めるので、お布施などのお金がかからないお葬式です。

お金がかからないお葬式は羨ましくもありますが、どうやらこの友人葬、とても不気味だと話題になっているんです。

スポンサーリンク

友人葬が不気味だと言われる理由

まずは、友人葬というものについて細かく説明していきたいと思います。友人葬での服装は一般の葬式と変わらず喪服スタイルです。お通夜や告別式では焼香も使うので、大きな違いはあまりないと言えます。

ここで少し違うとしたら、一番最初に焼香をあげるのが創価学会の尊師であり、2番目から親族が焼香をあげることになるくらいです。香典もごく一般的なもので、じゃあ普通の葬式じゃん。と思う方もいるかもしれませんが、それが、行ったことがある人に聞くと口を揃えて「異様に不気味だった」というのです。

この不気味という言葉に隠された意味、実はひとつ大きな問題があります。この友人葬、創価学会のメンバーの参列数が大半を占めることになるのですが、友人葬の最中で尊師と共に読経を一緒に唱え始め、最後にはお経の大合唱のようになるらしいのです。

きっと友人葬に出席した人たちは、尊師と共に故人を思っているのでしょうが、はじめてその場を見てしまった人には、とても不気味に感じてしまったんでしょう。

スポンサーリンク

友人葬に込められた、大切な気持ちとは

では次に、友人葬の葬式の流れについて簡単に説明していきます。まず司会が案内をし、尊師が読経を開始します。この時、唱題を参列者全員が読むことになります。

全員での不気味な唱題の中、順番に焼香をしていき、唱題が終わると鈴が鳴らされ、ここでやっと静かになるかと思うとまた、参列者全員で題目を三唱することになります。

お葬式というと静かに行うイメージですが、なんだか友人葬は異様な空気感に包まれそうですね。そして挨拶が行われ、また題目を全員で三唱。このような不気味な儀式が通夜、葬儀、告別式の全てで行われるのです。

ではなぜ、創価学会ではこのような友人葬を行うことになったのでしょうか。もともと創価学会は、法要に関してはとても寛容な考え方をしている宗派です。

しかし、ひとつ重要としているのが「毎日の唱題」。これを大切にすることが、故人のためと考えるのです。なので、毎年必ずお墓参りにいかなければいけないとか、葬儀には絶対に参列しなければいけない、というわけではなく、毎日の唱題だったり、遠くからでも故人を思う気持ちが大切だと説いているのです。

そう思うと、不気味と言われる友人葬にも「気持ち」が込められていることがわかってくるでしょう。

スポンサーリンク

友人葬が日本で広まっている!?その考え方には共感も

この友人葬が始まったのは1991年。もう30年近い歴史のある葬儀の形なんですね。最初に見た人は衝撃を受けるほど不気味だと言われているこの友人葬。

しかし、一般的な葬式も、友人葬も、亡くなった人を強く思う気持ちに変わりはないということです。実際、葬式で大切にすべきは雰囲気よりも故人への思いですよね。

なので、不気味不気味と言われている友人葬も寛容に受け止めてみてはいかがでしょうか?最近では創価学会のメンバーではない人も友人葬を行うことが増えてきているようです。

これからの日本は、お葬式のスタイルも多様化するのかもしれませんね。創価学会とは、国内では最大規模の宗教法人です。宗教だからというだけで煙たがる人もいるかもしれませんが、これだけたくさんの人を魅了する創価学会には、それなりに魅力があるのかもしれません。