立ち会い出産はどんどんポピュラーになりつつあるようです。今では半数のパパが立ち会っているとか。これは私の中ではびっくりする割合です。
ママ側からの希望で立ち会っている場合が多いようですね。
もちろん赤ちゃんは2人の子供で、2人で責任を持つわけですし、妊娠中にはどうも父になった自覚が無いように見える夫に、自覚を求めたいという場合もあるようです。
但し、ここで気を付けなくてはいけないことがあるのです。それは夫の“立ち会い出産のトラウマ”
そのトラウマが元で、出産後の夫婦生活に大きな影響があることも!
ここでは、出産に立ち会った夫側のトラウマとその影響について解説していきます。立ち会い出産決定の参考にしてください。
出産は修羅場でグロテスクなもの
主産経験者から言うと出産は修羅場です。もちろん、命が産まれてくる崇高で神聖な事象ではありますが、出血しますし、胎盤などはやっぱりグロテスクです。
確かに何回か、いきんで、するっと産んじゃう人もいるんです。でも苦しみに苦しんで、お腹に誰か乗るとか、麻酔なしで切るとか・・そんな状況になる人も少なくありません。
そしてそれは産むまで誰にも分らないことなんです。
産んでる本人は必死ですし、赤ちゃんが一番大事。その場に責任が半分あるご主人にいてもらいたい、一人では怖い、というような気持ちもわかります。わかりますが、男性にはちょっとハードルが高すぎるかな?とも思います。
出産に立ち会ったトラウマで起こること
命が産まれてくる瞬間を見ることで、奥様に対して感謝の念や子供に対しての愛情、父としての自覚は皆さん芽生えるようです。これはほとんどの人が語ります。
但し“妻を女として見られなくなった”という声もとても多いのです。
これが立ち会い出産のトラウマです。奥様を“自分の子供産んでくれた人”“子供の母親”としてしか見られなくなってしまうんですね。
そしてこればかりは腹を立てても、精神的な問題なのでどうしようもできないことが多く、その後の夫婦生活に影響し、ひどい場合は離婚に至る原因になることもあるようです。
立ち会い出産してもらう目的だったことは達成できても、その後に女性からしてみたら思いもかけない影響が出てしまうわけです。
出産によるトラウマはどうしたら避けられるか?
これはもう、出産の現場には立ち会わせないのが一番です。どうかすると獣のようですから、やっぱり男の人に見せていいものではないと思います。
“苦しみを共有してほしい”“支えて欲しい”という声もわかりますが、最終的には出産は自分が頑張るしか道はなく、女性にはその力が備わっているんです。“ご主人が邪魔だった”“何の役にも立たなかった“という人もたくさんいます。
父の自覚も、実際赤ちゃんがやってくれば出てきます。出てこない人は、出産に立ち会っても出てこないかもしれません。というか、自分の分身を育てている母と精神的に違うのは、仕方がないのではないでしょうか?
ぎりぎりまで、腰をさすってもらったり手を握ってもらったり、痛みを逃す手伝いはしてもらいましょう。愛情があれば、それでも十分苦しさは伝わるはずです。
まとめ
出産に立ち会った夫側のトラウマについてお話ししました。
- 出産は修羅場になる確率が多くトラウマになることもある
- 夫側のトラウマによってその後の夫婦生活がうまくいかなくなることもある
- 避けるには別の道を考えた方が良い
自らの体から命を産み出せる女性と同じように出産を分かち合うのは、男性には難しいかもしれません。もちろん育てられ方や、兄弟構成などによっても全く違うでしょう。
自分たちの性格や夫婦としてのあり方、望んでいるスタイルによってよく話し合うことが大切です。