無事に産まれてくれて、日に日に育っていく赤ちゃん。大変だけど、お母さんとしては、一日見ていても飽きない存在ですよね。
でもずっと見ていると色々なことが気になってくることもあります。特にまだ月齢の小さい赤ちゃんの場合、気になることが多いのが“おでこ”です。
何だか他の子に比べておでこが出ているような、ことのほか広いような気がする。このままの頭の形で成長したらアンバランスなのでは?という心配です。
そんなお母さんのために、今回は赤ちゃんの“おでこの広さ”についての原因を探ってご紹介します。
赤ちゃんのおでこが広い原因その1 体に対して頭が大きい
人間の体は大人になると、赤ちゃんの時に比べたら相当大きくなりますよね。身長は3倍以上になりますし、体重に至っては15倍以上になります。
でも頭はどうでしょうか?3倍にはなりませんよね。特に中身の脳に関しては、体が大きくなるほど大きくはなりません。子供が小さいうちは頭でっかちなのはこのせいです。
特に赤ちゃんの場合は、産まれてすぐに体より早く、脳はぐんぐん成長しています。ですから、赤ちゃんは目から上の部分の“頭の上半分が大きい”のは普通のことなんです。それが前から見るとちょうど“おでこ”の部分にあたるので大きく見えるのですね。
大きいかな?と思っても具合が悪そうだとか、目がおかしいとか他に症状のある場合や、おでこが三角に突き出ているような場合以外には心配はないでしょう。
赤ちゃんのおでこが広い原因その2 遺伝的におでこが広い
遺伝によるものが原因の場合もあります。顔の形は親からの遺伝で決まりますから、丸顔だったり四角だったり。その中で目鼻の付き方もそのうちの一つです。おでこが広い人がご家族の中にいるのではないでしょうか?
もちろんこの場合は、全く心配はありません。気になる方は成長してから髪形を工夫するとかの苦労をされていますよね。知的で好き、という方も多いと思います。
赤ちゃんのおでこが広い原因その3 髪の毛が少ない
これはおでこが広い原因と言うよりも“広く見える”原因というべきですが、髪の毛の具合によって広く見えているという場合があります。
赤ちゃんって本当に色々で、うちは夫婦とも髪の毛は多すぎるくらいなのですが、長男は産まれた時からくるくるふさふさの巻き毛だったのに対し、次男は全く生えていなくてスキンヘッドのようでした。
当然、おでこというよりはおでこがどこかもわからないような状況で、そら豆のよう。髪の毛が生えてくるかどうかのほうが心配でした。生後10か月でもまだっうっすらと生えている程度だったんです。
こんな赤ちゃんだとおでこが妙に広く見えてしまいます。髪の毛が生えそろってくると、意外と狭かった、ということもあるようです。
ちなみに新生児の髪の毛は、3か月くらいから一旦抜けて生え変わります。なので、あったはずの前髪が抜けて、急に大きく見えてしまうこともあります。
赤ちゃんのおでこの広さと知能の関係はない!
これは“ない”というのが答えです。おでこの広さと知能は関係ありません。おでこの部分だけに脳が収まっているわけではないのです。でも、賢そうに見えますよね。
まとめ
赤ちゃんのおでこが広い原因やそれにまつわることについてご紹介しました。
〇赤ちゃんは脳の発達が急激なため、器である頭の上半分が大きいのは当然のこと。
〇親からの遺伝で、もともとおでこが広い。
〇髪の毛の生え方で広く見える。
以上が原因なことがほとんどですが、他に症状があったり形が三角な場合には受診が必要です。
おでこ以外にも赤ちゃんの頭の形は、寝方のくせや枕によっても違ってきます。柔らかい頭は簡単にいびつな形にもなりますが、ほとんどの場合、寝ている時間が少なくなるにつれ直っていくものです。
赤ちゃんに対しては心配は尽きないものですが、気長に見ることが必要なこともあるのです。