走馬灯(回転灯籠)の作り方!! インテリアや間接照明に!!

学校

もうすぐ夏休みですね。

工作の宿題が出たときに何を作るか迷ったことはありませんか?

どうせなら作る課程だけでなく、完成した後も楽しめるものがいいですよね。

そこでお盆でもお馴染みの回転灯籠(走馬灯・回り灯籠・影灯籠とも呼ぶ)をおすすめします。

自分で図面を引いて、絵を切り抜いて、オリジナルの回転灯籠を作ってみませんか?

大人の方でしたらステンドグラスのように凝ったものを作ったり、絵を変えられるものにすれば、一年中楽しめます。

ちょっとした間接照明の代わりにいかがでしょうか。

作り方にはろうそく法と電球法があります。

この記事では防災面を考え、ろうそくではなく電球を使う方で、四角い行灯型のスクリーンの作り方をご紹介します。

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走馬灯(回転灯籠)の作り方

ろうそくを使った方法での走馬灯(回転灯籠)の作り方を紹介します。

材料

「中央の回転軸」

40W電球(フィラメント式の白熱球にすること。LED式では熱源が足りない)

電球ソケット(ソケットと平行線が組み立てられているものを購入すると楽。電源スイッチプラグ付きだとなお良し。電球と合う規格を使用)

  • 針金(電球にかぶせて回転軸の支えにする。回転軸の円柱を作る)
  • タコ糸(針金を固定させる)
  • アルミ皿(直径16センチほど。天板のファンになる部分。レジャー用でOK
  • ペットボトル500mlで側面が平らな円になるもの。大型なら1.5Lにする)
  • カラーセロファン(ステンドグラスのように影絵に色をつけたいとき使用)
  • 厚紙(回転軸の側面になる部分。工作用紙や画用紙も可。影絵をカッターで切り抜く)

「土台」

  • 木の板(土台になるもの。灯籠の外枠を含めた縦横の長さより余裕のある大きさを用意。)
  • 木片(足になる部分。電球ソケットの平行線を逃がす)
  • 穴を開ける道具(電球ソケットを入れる穴を板に開ける)

「スクリーン」

  • 習字用の半紙(影絵が投影される部分。大型を作るなら障子紙を使うと楽)
  • 木工ボンド(紙や板を貼り合わせる)
  • 太めの棒27センチ4本、細めの棒16.5センチ8(外枠の枠になる。竹ひごや割り箸や竹串でも可)
  • その他は、カッター、カッター台、はさみ、細いマジック、定規、コンパス、セロテープ、軍手などを用意
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回転軸の作り方

  1. 大型を作るか小型を作るか決めて、電球の大きさやペットボトルの大きさを決めます。
  2. 針金でペットボトルを利用して円柱の型取りをします。
  3. 円の枠を天と底につくり、支柱四本でつないだ円柱を針金で作っておきます。底になる部分の支柱の先は、かぎ針のように曲げておきます。ここに厚紙で作った影絵を置くので、紙が落ちないように曲げるのがコツです。できたらペットボトルは抜きます。
  4. 型取りした針金の円柱のサイズに合わせて、アルミ皿にコンパスで円を描き、ファンの下書きをします。
  5. 中央は直径1cmの小さな穴を開けて、ペットボトルの足の丸い部分を一部分切り取って、はめ込んで貼ります。これが回転軸の回る部分で、針金で支える部分です。
  6. 中央の小さな円から数ミリ離れて、8方に線をまっすぐ引きます。端から数ミリ開けて、円にそって1cmから1.5cmほど側面に曲線を引きます。この八枚がファンになります。となりあったファンが、切り抜いたとき繋がらないよう注意です。
  7. カッター台を敷いた上で、カッターで切ります。
  8. まっすぐ引いた8方の直線とそこから伸びた曲線にカッターで切り込みを入れ、上に折り曲げて羽を作ります。定規を当てるとまっすぐ折り目をつけやすいです。八枚の羽が折れたらファンの完成です。
  9. アルミ皿の余った部分は、カッターやはさみであらかた取り除きます。
  10. 針金でペットボトルから型を取った円柱に、天から被せてアルミ皿の端を針金に巻き付けておけば外れません。心配なら木工ボンドで貼り付けます。

これで回転軸は完成です。

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影絵の作り方

  1. 厚紙の上下サイズを、作った回転軸と確認しながらあらかじめ切っておきます。
  2. 回転軸に巻き付けて合うサイズになったら、好きな絵を描きます。
  3. 描き終わったらカッターで切り抜いて影絵にします。色をつけたいならカラーセロファンを好きな形に切って、影絵にセロテープで貼り付けます。
  4. これを回転軸に巻き付けて。円になるように厚紙の端を貼り合わせれば完成です。

この灯籠は、紙を変えれば絵も変えられます。新しい影絵にしたいときは、この厚紙を取り除いて、また新しいものを作りましょう。

季節ごとに交換すれば、一年中回転灯籠を楽しめます。

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土台と電球ソケットを合体させる

  1. 電球ソケットの大きさに合わせて、木の板に穴を開けます。
  2. 木の板の両端に、木の足を木工ボンドで貼っておきます。乾いたら電球ソケットを裏側からはめて、上から電球をセットします。
  3. ケーブル(平行線)は木の足の間から出るようにすれば邪魔になりにくいですね。
  4. 電球にかぶせるスタンドを針金で作ります。
  5. 作っておいた回転軸のサイズをみながら針金を曲げて、電球にかぶせます。回転する余白を考えてスタンドはゆるめにしておきます。先端をとがるようにしておきます。
  6. 作っておいた回転軸をかぶせます。回転軸の中央の、ペットボトルの足から切り取った部品と針金のスタンドの先端を合わせて、水平になるよう微調整します。
  7. ここで一度点灯チェックしておきます。二十分ほどたてば電球が暖まって、回転軸が回るようになります。
  8. うまく回らないときはファンの羽の角度を変えたり、スタンドと影絵の余白がきつすぎないかチェックしましょう。

ここできちんと回るなら成功なので、次の外枠です。

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外枠を工作する

行灯型で側面の囲いを作ります。

習字用の半紙や障子紙が手頃なので、このあたりをスクリーンに使用します。

外枠は最低でも十二本の竹または木の棒が必要です。四つ足で固定するイメージです。

  1. まず四つ足になる太めの27センチほどの棒を出します。全長に合わせて、大きすぎるならカッターやはさみで微調整します。
  2. 太めの棒2本の下から4センチ上から4センチほどの位置に、細めの棒を一本ずつつけて格子を作ります。タコ糸やボンドで固定できる余白以外は、細めの棒の長さいっぱい使って大丈夫です。外枠を小さくしたいなら、棒の長さは微調整します。同じ格子をもう一つ作っておきます。
  3. 二つの格子の間に細めの棒を、下から5.5センチ上から5.5センチになるように繋ぎます。これで格子の木枠が自立するか確認して、外から和紙を貼ったら乾くまで待ちます。
  4. 先に作っておいた回転灯籠の中身に、そっとかぶせれば完成です。

うまく投影できているか確認しましょう。

幻想的な世界が見えますよ。

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まとめ

  1. 材料は、中央の回転軸と電球ソケットの土台とスクリーンになる外枠が必要。
  2. 回転軸は円柱に作った針金の枠に、アルミ皿のファンの中央にペットボトルのパーツをつけて作る。
  3. 影絵は交換できるようにすると一年中楽しめる。
  4. 土台と電球ソケットを合体させて針金のスタンドを電球に被せ、作っておいた回転軸を乗せる。ここでうまく回ればほぼ成功。
  5. 外枠は太めの棒と4本と細めの棒8本が必要。木か竹を使用すると良い。自立したら和紙を貼って完成。

走馬灯(回転灯籠)は夏の風物詩ですが、工夫次第では一年を通して使えるインテリアにもなります。

工具を使うときはけがに注意してくださいね。