職場や学校で、後輩からのタメ口にイラっとしたことってありませんか?私はあります!特に私は上下関係の厳しいところで育ったので、大人になってからも、タメ口を使う人に出会っては「なんで敬語も使えないの?」とモヤモヤ…。
しかしそんなことにイライラしてしまうのも自分が小さいみたいで嫌ですよね。ではどうやってタメ口をうまく注意したりかわしたりしたらスマートな先輩になれるのでしょうか。
ダメなものはダメ!知り合って間もないのにタメ口を使われたら
まず、私にとって敬語を使うというのはそれなりに距離感があるからこそ。なので仲の良い後輩や付き合いの長い後輩にタメ口を使われてもなんとも思いません。
しかし、知り合って間もない人にタメ口を使われると「なにこの人…」と思ってしまうんですよね。そういった時にはできればしっかり注意してあげると、その場では嫌な人だと思われても後々感謝されることもあるでしょう。
「先輩へのタメ口は失礼だということ」をストレートに伝えると、正論なので相手も言い返すことは出来ませんね。
どうしてタメ口は使ったらいけないの??
しかしその前に、どうして先輩への敬語というのが当たり前のマナーとされているのか考えてみましょう。
敬語というのは日本独特の言葉。人を敬うという美しい文化です。特に職場などではこの敬語が上下の規律となる重要なものとなるのです。
これを守らずに、若いうちから先輩にタメ口を使うことが普通になってしまうと、社会に出てから敬語が使えずに苦労することになってしまいます。
礼儀がしっかりしていない人に仕事を任せるなんてことできないのですから。なので後輩のタメ口をしっかり注意してあげることは、相手のためにもなることなのです。
年上の後輩には敬語を使うべき!?
では次に、年上の後輩ができた時には、どういった言葉遣いをすることが正しいのでしょうか。これは職場ではよくあることで、年齢は自分よりも上だけど、立場では後輩にあたる人。
こういう人はもしかしたら年上というプライドが強いかもしれませんし、何かを教えても素直に聞き入れづらいかもしれません。なのでまずはタメ口ではなくきちんと敬語で会話をスタートするようにしましょう。
もちろんこの時、相手がタメ口で話してきたら注意するべきです。お互いに信頼関係ができるまでは敬語を使うことが好ましいでしょう。年上の後輩を指導するに当たって重要なのは、敬意を払いながら言葉を選んで指導することです。
そうすることで相手も嫌な気持ちにならずに、お互い気持ちよく仕事をすることができます。仕事上は先輩だからって年下にタメ口をバンバン使われると、やっぱりいい気持ちにはなりませんしね!
同じ年の人でも初対面は敬語から
これは同じ年の人にも有効です。私は、初対面では誰にでも敬語を使うように心がけています。年下に見えても、同じくらいに見えても、距離感のあるうちはタメ口にならないようにします。
そして、距離が縮まってきたと感じてきた頃に少しづつタメ口にしていくと、相手も嫌な気にはならないし自然と仲を深めることができるのでオススメです。
もしかしたらそのタメ口、あなたを信頼している証かも!?
そして、後輩のタメ口はきちんと注意するべきと書きましたが、ひとつ気をつけて欲しいのが、「細かいことまで気にしすぎないこと」です。もしも今まで敬語だった後輩がちょっとタメ口混じりで話しかけてきたとしたら、それはもしかしたら、あなたを信頼して距離が近いと感じているからかもしれません。
それをあなたが即座に注意してしまったら後輩はもしかしたら少し傷ついてしまうかもしれません。時と場合は重要ですが、プライベートで少しタメ口を使ったくらいでいちいち気にして怒ったりはしないようにしましょう。
それに、少しくらい馴れ馴れしい後輩の方が可愛く感じるという人もいます。実際にずっときっちりとした敬語で話す関係よりも、少しタメ口混じりで話す関係の方が、距離感も縮みやすいのではないでしょうか。
基本は優しく明るい先輩で、ダメなことはしっかり注意してあげられる先輩になれると良いですね!