柴犬を飼っているうちに性格が変わるのはしつけ失敗!?

鼻を突き上げる柴犬マナー

日本だけではなく海外の人からも愛されている柴犬。可愛い可愛いと言われている割りに、その性格や特徴についてはあまり知らない人が多いように感じます!

実は柴犬は、飼っているうちに性格が変わる、なんて噂もあるのですが、実際の柴犬はどんな性格でどんな魅力の持ち主なのでしょうか。

縄文時代にはすでに人間とともに暮らしていたとされる柴犬の、隠された秘密について迫ってみたいと思います。

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柴犬の基本の性格はとても飼い主に忠実

まず最初に、柴犬の見た目についてですが、柴犬は骨格がとてもしっかりしていてしっぽはくるっと巻いていて、立ち耳の犬。短めの毛で体高はオスが39センチ、メスが36センチ程度だと言われています。

分類でいうと小型犬ですね。そんな柴犬は、長く人間と暮らしを共にしてきた事から、飼い主に忠実で番犬にも向いている性格だと言われています。しかし同時に頑固な一面もあり、飼い主以外には牙をむくような性格の子も多く、特にメスの警戒心は他の犬よりも強い傾向にあります。

それも飼い主に忠実だからこそで、飼い主を守ろうという本能がとても強い性格なんですね。

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しつけるポイントは「幼少期」に「短時間」で!!

柴犬を飼い始めたらまずしつけなければいけないのは、人間の生活に早く慣らすということ。警戒心の強い柴犬は、何も知らないまま大人になってしまうと、何にでも吠えたり噛みついたりするようになってしまいます。

たくさん運動をさせて、いろいろな場所を見せ、たくさんの人や犬と触れ合わせることで、「何もこわくないよ」と教えてあげないといけないのです。

柴犬をしつける時に注意して欲しいのが、しつけする時間。柴犬は集中力がとても高い犬種ですが、長時間のしつけには向いていません。毎日10分、同じしつけを繰り返していくことで物事を覚えていきます。

同様に、長い言葉を話しても通じないので、短い言葉ではっきりと、声にメリハリをつけてしつけすることも大切。起こる時には低い声で、褒める時には大げさに褒めましょう。

信頼関係があれば、柴犬も一生懸命に飼い主の伝えたいことを理解しようと努力してくれます。

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飼っているうちに性格が変わるのは飼い主のせいだった!?

そして、「柴犬は飼っているうちに性格が変わる」なんていう飼い主さんがたくさんいらっしゃいます。なので実際にそんな噂が柴犬ファンの中に広まってしまっていますが、この原因は実は飼い主さんにあるんです。

飼い主に忠実で他の犬とも仲良く、家でもいたずらをせずにトイレなどの基本マナーもできる性格の柴犬に育てるには、最初にそれなりにしつけをしなければいけません。

そして、それができたからといって愛情を不足させたり、柴犬の気持ちを理解しようという努力を怠っていると、噂のように柴犬は性格を変えてしまうのです。

人間と一緒で柴犬にもさみしいときや伝えたいことがあるときがあります。そういう時に気がついてあげられずに、ただ淡々としつけしかしてこなかった飼い主には、柴犬だって忠実心を忘れてしまうのです。

なので性格にいうと、柴犬は飼っているうちに性格が変わったのではなく、柴犬の性格を飼い主が変えてしまったということになるんですね。これに飼い主さんが気がついて対策をしてあげなければ、永遠にその柴犬は元の性格に戻ることはないのです。

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性格を嘆く前に柴犬はあなたの大切な家族だと認識しよう

柴犬はとても人気の高い犬種ですが、その一方で、しつけをうまくできずに手放してしまうひどい飼い主もいるようです。もしもあなたの家の柴犬が急に凶暴になったりいうことを聞かなくなってしまったなら、それは性格が変わったわけではなく、飼い主に何かを訴えようとしているのです。

どうか諦めずに最後まで家族を愛してあげてください。飼い主がまず柴犬の性格や気持ちを知ろうと努力することで、きっとお互い理解を深めることができるはずです。

柴犬は元々飼い主にとても忠実な犬種です。努力次第で最高のパートナーになってくれますよ。