電柱とは空中に張った電線の支えになる柱のことで、支線とは電柱を支える為に張ってある線です。よく道端に黄色で斜めに張ってあるアレですね。
そんな電柱や支線が家の目の前にあったりすると、意外と車の出し入れや通行の邪魔だったりしますよね。海外では電線を地中に埋める工事がどんどん行われていますが、日本ではまだ時間がかかりそう。
では電柱や支線を移動することって可能なのでしょうか。
電柱や支線がある場所、移動させたい場所について調べてみよう
まず最初に、電柱や支線を移動させたいと思ったら、動かしたい電柱や支線の道路のことについて調べてみましょう。その道路が公道なのか私道なのか個人の敷地内なのかで対策が変わってくるのです。
そして移動したい場所も、公道なのか私道なのか個人の敷地内なのかを調べるべきです。移動したい場所の道路の持ち主にまずは許可を貰わなければいけないんですね。
もしもこれが公道から公道への移動だった場合や、自分の敷地内での移動なら、わりかしスムーズに手続きが終わりますが、敷地内から公道だったり、私道から公道への移動となると少し難しいことになってきてしまうのです。
これは自治体によるのですが、最初に敷地内に建てた電柱や支線は公道には戻せない、と決まってしまっていることもあるようです。
電柱や支線は必ず移動できるというわけではない!?
次に、電柱や支線を移動するには、隣の家の人にも許可を取らなければいけないこともあります。そして電柱や支線を移動させる距離によっても電力会社から認めてもらえないことがあります。
あまり距離が遠くなると、技術的に移動ができないのです。認めてもらえない場合には、泣く泣く諦めている人も多いみたいですね。
こういったパターンを頭に入れながら、最初は電力会社に移設のお願いをしてみましょう。その後協議が行われ、大丈夫であれば電柱や支線を移動工事してもらえることになります。
移動する為にかかる金額も場合によって様々
そしてその工事にかかる金額なのですが、だいたい10万円~15万円が相場と言われています。これは敷地内の移動であれば無料の場合もあるので、電力会社に相談して金額を確認した方がいいですね。
他にも、電柱ごと移動しなくても支線だけを移動してもらうこともできるので、支線の場所が変わるだけでも便利になるという方は、それも電力会社へ問い合わせてみましょう。支線がちょっとだけずれるだけで、意外と車庫入れが楽になったり歩きやすくなったりもするんですよね。
電柱や支線を移動する為には、まず電力会社に相談!!
それでは工事の流れはどうなっているのかというと、まずは先ほども書いたように最初は電力会社に相談することが大事です。しかし、工事をするのは電力会社ではなく、その下請けに入っている会社になります。
まずは電力会社に問い合わせ、その後適切な工事の会社を紹介してもらう形になります。ここで重要なのが、個人で工事会社を探すのではなく、必ず電力会社からの紹介を受けた方がいいということです。
電柱や支線についてはやはり電力会社がいちばんのプロ。そのプロから紹介してもらう工事会社の方が絶対に安心だからです。
毎日の生活の中で必ず目に入ってくる電柱や支線ですが、意外と邪魔になって迷惑に感じている人は少なくありません。
なのでできるだけスムーズに安く安全に工事を進められるよう、面倒臭がらずに、まずは電力会社に電話をしてみてはいかがでしょうか??