将来が不安ですか?
一人で老後を過ごしていたら、いつか人知れず亡くなり、数ヶ月後に変わり果てた姿で発見されたらどうしようと、悩んでいると?
独身で人生を謳歌した、もしくは結婚していたが伴侶に先立たれて独りぼっちになって、気づけば友人もいなくて寂しい人生になった、ということですか。
自分はこのまま寂しい気持ちを押し殺して、一人で過ごすことになるのかと、今から苦しい不安をかかえているわけですね。
人間、どんどん生きているうちに、年をとっていきます。
老後の問題は誰にでも等しく、やってくるものです。
若い人でも今のうちに、どうしたらいいのかは、考えておいて損はありませんね。
気になるそのあたり、どうしたらいいか、考えてみましょう。
老後は一人になることが多くなる
とりあえず、人は実は、長生きすればするほど、最後は独りになっていきます。
友達が多かった人も、年が近かった近所の同級生も、長生きすると相手に先立たれることが多くなってきます。
兄弟が多い人も、バラバラに亡くなっていって、最後は残り一人になります。
結婚していたって夫婦一斉に亡くなるということも、同時に交通事故や災害に遭う等の特殊な事情でもない限り、二人一緒ということはありません。大抵はバラバラに、どちらか片方が先に亡くなる、というパターンが普通です。
子どもがいた場合も、親が六十過ぎにもなると、独り立ちして別居していることが多いです。
独身でも既婚者でも、老後は孤独に暮らしている人というのは、珍しくありません。
最後は同じような状況にたどり着くというのも、不思議な話ですね。
助けを借りる手段をあえて探す必要がある
つまりただ日常生活を送っているだけだと、人間は老後、孤独になりやすいということです。なので、なにか人と接する機会を、あえて作った方が、孤独になりにくいです。
まず一番に頼りになるのは伴侶ですが、先立たれたり、元から独身だった人は、どうすればいいのでしょうか。
まず老後の話し合いやケアをしてくれる人は、医療関係者やケアマネージャーなどに、通常はお願いすることになります。
どこで探したらいいかわからない方は、市役所の窓口に相談したり、近場で内科や外科をやっている開業医に紹介してもらえます。
わからなくて困ったことは、まず他人に尋ねてみましょう。
専門家なので、細かい生活に役立つ知恵なども教えてもらえます。
趣味の場や出会いの場で友人関係を広げておく
それから、気持ちをわかってくれる、同年代の知り合いを作りましょう。
俳句会や盆栽会、将棋会など、地域で開催されているクラブ活動に、参加してみるのも手段です。どうせなら自分の好きな、夢中になれそうなものを選んで、入会しましょう。
似た年代の人たちなので、将来に抱えている不安も、同じようなものです。
それに交友関係ができれば、より良い生活の知恵や情報交換もできるので、お互いにとって悪い話ではありません。
相手も友人が少なくて、さみしい思いをしていれば、お互いに心強いですね。
それから一人で寂しいなら、今から婚活をするというのも、一つの手段です。
実はシニア年代になってから伴侶を求める人も増えていて、もう子育てに追われることなく、茶飲み友達や添い寝友達の感覚で、親友を結婚相談所で得る人もいるのです。
高齢でも男女には変わりないので、異性と仲良くしたい感覚は一生続きます。若い頃とひと味違う、夫婦としての付き合い方があるので、楽しそうですね。
死後に時間が経っているのは人と交流がないから
いつも連絡を取っていた人が、ある日突然、返事をよこさなくなったら、心配になって様子を見に行くこともあります。
急に行方知れずになったら、捜索願を出すこともあるでしょう。
死後、なかなか発見されず、時間が経つのは、人と交流しなかったからです。
実はそれでなくとも人間、自分が亡くなった後のことまでは、誰にもわかりません。
自分がいつ死ぬかなど、わからない人の方がほとんどです。
将来がどうなるかは誰にもわからないのです。
動けなくなったり意識がなくなった後は、もう自分ではない他人に委ねられます。
心残りがあるなら、遺言書などを元気なうちに用意しておくのも、一つの手段です。
誰も引き取り手がないと思っていたら、意外な人物がやってきたりすることもあります。
絶対に大丈夫だと思っていたら、拒否して引き取り手がなかったということも、あり得るわけです。
それは生きている間、その本人がどう過ごしていたかにもよるので、それが判明する頃には、もう本人にはどうすることもできません。
元気だった頃、どう過ごしていたかによって、自分を取り巻く環境も変わっています。
まとめ
- 老後は一人になることが多くなる
- 助けを借りる手段をあえて探す必要がある
- 趣味の場や出会いの場で友人関係を広げておく
- 死後時間が経っているのは人と交流がないから
いつ何時、人間はどうなるか、それは誰にもわかりません。
若いうちに亡くなる人も、そうでない人もいます。
心残りがないように、人生を謳歌したいですね。