教員を辞めたい…ストレスを感じる5つの大きな理由とは?

仕事

人生の中で誰もがお世話になる学校の教員。過去を振り返ってみると、色々な教員との出会いがあったと思います。教員はどんな時でも毅然と生徒を指導するものと思われがちですが、その仕事内容はかなりハードでストレスを感じるものです。

教員がストレスを感じて教員を辞めたいと考えることだって当然あるもの。でも、その苦労やストレスは外からは見えないのです。そこで、教員がストレスを感じる5つの大きな理由を紹介します。

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教員の時間拘束は長い

通う学校によって授業時間は異なりますが、授業は大体16時限までのケースが多いと思います。生徒はその時間は学習時間として拘束され、休み時間や放課後は自由に過ごす時間になりますよね。でも、教員の場合は、生徒と同じ時間で動いている訳ではないのです。

教員には授業以外の仕事がいっぱい

授業開始の1時間くらい前には学校に来て、授業の準備や部活動などの仕事を始めているのです。場合によっては学校内で運営されている委員会を仕切ったり、他校との活動に関わっていることもあります。

授業が終わったら、授業で行ったテストの採点や生徒が提出した課題のチェックなど残務をこなしていきます。その間に訪れてくる生徒の相談に乗ったり、指導することもあるのです。

私の家の近くの小学校では、毎晩20時くらいまで職員室や教室の明かりがついているのを目にします。教員は、朝早くから夜遅くまで学校に拘束されているのです。

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教員は休みがない

子供の時、教員は授業の時間だけ仕事をして、土日祝日休みや長期休暇があっていいなと思っていました。長い夏休みに加えて冬休みと春休みがあるなんて、一般的な会社員では考えられませんよね。

教員は休みの日も仕事に追われている?

自分が学生の時もそう思っていましたが、子供が学校に通うようになってから、教員の大変さが分かりました。何度か担任を受け持って頂いた教員と話す機会があった時、教員がこんな話をしていたのです。

「平日は授業と残務が忙しいので、落ち着いて仕事をするのは週末です」と。その教員は独身だったので週末の時間が使いやすいですが、結婚して子供がいたら週末の時間を使うことも難しいと感じました。

普段でも十分忙しいのに、テスト前後や入学式、卒業式などのイベントがあったら、更に大変なんだろうなと察したものです。

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教員に対して親の風当たりが強い

数年前からモンスターペアレンツと呼ばれる親が話題になり、ドラマなどでも取り上げられていましたね。私はモンスターペアレンツではないので、「あんな親が本当にいるのかな。」と感じていました。でも、わが子が可愛いあまりに教員にかみつく親が本当にいたのです。

教員に意見する親たち

一昔前は生徒にとって教員は絶対的な存在で、親も学校でのことは教員に任せていたものです。でも、最近では教員より親の方が強くなっており、子供のことで何かと教員に意見する親が増えているようです。

教員は、職場内や子供とのやり取りでもストレスを感じることがあるはずです。更に親からの風当たりが強かったらたまったものではありませんね。実際、諸々のストレスが原因で、鬱になってしまう教員が何人かいたのです。

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教員は部活動もみなくてはならない

教員といえば、主に授業を行う人というイメージが強いかもしれません。でも実際には、教員の仕事は生徒に授業を行うだけではありません。先に書いたように教員は、授業のための準備やその他の仕事に追われています。

部活動で時間が膨大な取られる

中学校からは学校の部活動が始まります。生徒からすれば、好きなスポーツや趣味に励む大切な機会です。大体の教員は、部活動の顧問を受け持つことになります。

多くの場合、自分が経験したことのあるスポーツや趣味であるかどうかにかかわらず、受け持たなければならないのです。それだけでも大変ですが、スポーツ系の部活動だと放課後の部活以外に休日に開催される試合に出場することがあります。開催場所までの引率や試合での指導を行わなければならないのです。

つまり、教員は平日に生徒に授業で勉強を教えるだけでなく、休日も部活で稼働している為、休みが取れないのです。

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教員は閉鎖的な空間で働いている

教員は学校という限られた空間で仕事をしています。公立の場合であれば教員が変わることがありますが、私立の場合は大きく教員が入れ替わることはありません。その為、教員はかなり閉鎖的な空間で働いているのです。

教員ならではの価値観がある

教員は、日々閉鎖的な空間で働いているため、教員独特の価値観をもつようになります。仕事上の悩みがあっても、職場では打ち明けられる相手がおらず、ストレスをため込む傾向があるのです。

息子が小学校に通っている時、先生同士で結婚したケースが何件かありました。単なる偶然かなと思ったのですが、同じ職場で働いている教員同士だからこそ分かり合える何かがあるのだと感じました。

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まとめ

・教員の拘束時間は長い

・教員は休みがない

・教員に対して親の風当たりが強い

・教員は部活動もみなくてはならない

・教員は閉鎖的な空間で働いている

こうしてみると、改めて教員の仕事は大変だなと感じ、思わず応援したくなりますね。