シングルマザー未婚と離婚で制度が違う!知らないと損する情報はこれ

子供と公園で遊ぶシングルマザー仕事

一口にシングルマザーといっても、未婚の場合と離婚や死別の場合があり、この2つは法律的に扱いが違います。

そこで、シングルマザーで未婚の女性が知らないと損する制度をご紹介していきます。

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シングルマザーは法律で区分される

シングルマザーといえば、母が1人で子供を育てるというイメージがありますよね。でも、実際には、夫と離婚や死別することでシングルマザーになる場合と、未婚の状態でシングルマザーになる場合があるのです。

最終的な形としては、どちらも変わりませんが、実際には大きな違いがあるのです。これからシングルマザーになる可能性があるなら、是非チェックしてみてください。

税制上の違い

「寡婦控除」というものがあるのをご存じでしょうか?この寡婦控除は、所得控除の1つで、1951年に戦争で夫を亡くした妻を支援することを目的にできた制度なのです。そもそも寡婦とは、離婚後、婚姻してない人あるいは、夫の生死がはっきりしていない人で扶養親族あるいは生計を共にする子供がいる人のことを指していいます。

この寡婦制度の歴史は古いですが、今でもこの制度は残っています。具体的には、女性の納税者がある一定の条件に当てはまる場合、一定の金額が控除される内容となっています。これは未婚のシングルマザーでは受けられない控除となっています。

寡婦控除の条件とは

特定の寡婦の控除の条件①

以下の条件を満たすと、35万円の寡婦控除を受けられます。

1.夫と離婚もしくは死別(生死不明を含む)となり、その後婚姻していない状態である

2.扶養親族である子供がいる

3.女性の納税者の合計所得金額が500万円以下である

寡婦控除の条件②

以下のいずれかの条件を満たすと、27万円の寡婦控除を受けられます。

1.夫と離婚もしくは死別(生死不明を含む)となり、その後、婚姻していない状態である

2.扶養親族がいる

または、

1.夫と離婚もしくは死別(生死不明を含む)となり、その後婚姻していない状態である

2.所得38万円以下で生計を共にする子供がいる

他にも寡婦控除の条件はありますが、今回はシングルマザーとして子供を育てていることを前提にご紹介しました。

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未婚のシングルマザーでも受けられる手当とは

妊娠のタイミングで父親を特定できない、特定できても相手が認知しなかったり、認知して欲しい相手ではないなど、未婚のシングルマザーになったなんらかの理由があるはずです。そんな未婚のシングルマザーでも受けられる手当をご紹介します。

児童扶養手当

児童扶養手当は、母子家庭・父子家庭が対象となる手当。子供の人数によって支給額が変わっていきます。所得に応じて支給停止額が決定するので、注意が必要です。以下は全部支給された場合の児童の人数別手当になります。

児童1人・・・月額42,500

児童2人・・・月額52,540

児童3人・・・月額58,560

3人目以降は1人増えるごとに月額6,020円が足されます。

ひとり親家族等医療費助成制度

ひとり親家族等医療費助成制度は、母子家庭・父子家庭が対象となる手当。助成内容や負担額は地域によって異なりますが、医療費の負担額の一部が助成される制度です。特に子供が小さいうちは病気をするので、医療費の助成は嬉しいものです。

児童育成手当

児童育成手当は、母子家庭・父子家庭が対象となる手当。地域によって異なりますが、子供が18歳になるまで支給されます。

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未婚、離婚(死別)のシングルマザーでも、制度だけに頼らない

未婚、離婚(死別)のシングルマザーを助ける制度はありますが、これだけ頼っていれば、シングルマザーの生活は万全とは言えません。制度以外でシングルマザー生活を上手く運用する手段を確保することも大切になります。

育児を助けてくれる人を確保する

シングルマザーの大変なところは、仕事も家事も育児も全部ママが抱えなければいけないところです。そのため、自分の身近なところで育児を助けてくれる人を確保しましょう。近くにそういう人がいなければ、親元の近くに引っ越すなどの工夫も必要です。

経済的に苦しまないように努力する

シングルマザーは育児があるため、フルタイムで仕事をするのが難しい状況です。収入的にはフルタイムが理想ですが、それが難しい場合は、できるだけ高給のパートを選んだり、休日に家でもできる仕事を探したりすることをお勧めします。

子供のことを第一に考える

シングルマザーは、1人で仕事と育児と家事を行うため、毎日忙殺される状態です。でも、そういう生き方を選んだのはあなた自身です。イライラすることがあっても、子供のことを第一に考えてあげることが大切です。

恋愛は我慢する

シングルマザーだって女性ですから、時に恋愛をしたくなることもあるでしょう。でも、恋愛に気がいってしまい、子供のことがないがしろになってしまっては子供に良い影響はありません。厳しいですが、シングルマザーとして頑張ることを決めたら、恋愛は我慢することをお勧めします。

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まとめ

未婚でも、離婚(死別)でも、シングルマザーの生活は大変には違いありません。自分1人で頑張ろうとせず、行政や周囲の力を借りて、子育て期間をハッピーに乗り越えていってくださいね。