母子手帳の書き方のルールって?きちんとマスターして一生の宝物に!

万年筆で母子手帳を書く女性子育て

母子手帳をよく知らない人は、妊婦が赤ちゃんを出産する時まで使うものと思っているかもしれません。私も初めて母子手帳をもらった時、妊婦健診の記録と赤ちゃんが出生した時の記録が残されるだけと思っていました。

後々、母子手帳には大きな役割があり、書き方をしっかりマスターしておけば一生の宝物になることが分かったのです。そこで、プレママやママに知っておいて欲しい母子手帳の書き方についてご紹介していきます。

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母子手帳とは

母子手帳は、戦後日本で考えられたもので、正式名称は「母子健康手帳」といいます。戦後は、栄養状態が悪く怖い感染症が流行っていた為、母子の健康を守るために母子手帳が作られたそうです。

今ではそこまで深刻な栄養状態や感染症はありませんが、今でも母子手帳が母子の健康を守るシンボル的な物であることは間違いありません。

母子手帳の受け取り方

妊娠6週目~10週目くらいの時、医療機関で赤ちゃんの心拍が確認されると妊娠が確定されます。この時、医療機関で「妊娠届出書」をもらいます。お住まいの市町村の役所などに行って「妊娠届出書」を提出すると母子手帳を受け取ることができます。

母子手帳をもらえると、妊娠したことが形になるようで妊婦としては嬉しいものですが、この母子手帳は、母子の健康状態を管理するだけの手帳ではありません。母子手帳には大切な役割があるからです。

母子手帳の役割

母子手帳には、妊婦の健康状態を記録するところから始まります。妊婦健診を受けると、尿検査、超音波検査や血圧、腹囲、体重を計測した結果が記録されます。それを元に妊婦は医師から指導を受けつつ、妊娠生活を送るのです。その後は、赤ちゃんが出生した時の記録、入院時の成長記録が記されていきます。

母子手帳の後半部分には23ヶ月おきに子供の成長が記せる箇所があります。6歳までの成長記録が残せるようになっているので、小学校に上がる頃までの記録が記せることになります。また、子供が受けた健診や予防接種の記録も残せるようになっています。

母子手帳と共にもらえるもの

母子手帳と一緒に役所などでもらえるものとして、「妊婦健康診査受診票」や「マタニティマーク」などがあります。私が妊娠していた時は「マタニティマーク」はまだありませんでしたが、今ではかなり普及していますよね。妊婦はカバンなどにつけておけば周りに認知されて安心です。

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母子手帳の書き方

母子手帳について理解が深まったところで、いよいよ母子手帳の書き方についてご紹介していきます。母子手帳の書き方といっても難しいことはありません。医療機関で記入してもらうものと、プレママやママが自分で記入するところを把握して、上手に活用していきましょう。

医療機関や役所で記入するもの

母子手帳の中で、医療機関や役所で記入するのは、主に母子の健診結果や、予防接種の記録になります。この部分は出産前から、場合によっては子供が小学生に上がっても記入されるので、間違って記入することがないようにしましょう。

子供が小さい時の健康状態や、なんの予防接種を受けたかということは、子供が学校に入学する際に必要になる情報です。保育園や小学校くらいは分かりますが、子供が高校に入る時にも予防接種の記録が必要になったので、母子手帳はしっかりと保管しておくことをお勧めします。

プレママやママが記入するもの

母子手帳を受け取ったら、表紙の一段目にパパ、二段目にママのフルネーム、子供が生まれたら子供の名前のフルネームを書きましょう。その後、保護者のページにはパパやママの住所や連絡先、勤め先など必要な項目を記入しましょう。

必要な情報を記入したら、フリースペースや子供の成長記録のページに記入していきましょう。プレママだったら、胎動を感じた日のことや、体の変化、その時の気持ちなど記しておくと生まれた子供に読ませることができますよ。

ママであれば、23ヶ月おきに子供の身長体重の変化やその時できたこと、その時の子供の様子、それに対するパパとママの反応を書いておくと、子供の成長ぶりが分かって育児の励みになります。

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まとめ

・母子手帳は、医療機関とプレママ、ママが書く範囲が分かれている

・プレママは、妊娠時の記録を書いておくと、生まれた子供に読ませることができる

・ママは子供の成長記録を書いておけば、子供の成長ぶりが分かって育児の励みになる

厚さ数センチの母子手帳ですが、妊娠から子供の出生を経て子供が6歳になった頃にはたくさんの記録が詰め込まれています。その頃には間違いなく母子の一生の宝物になっているはずです!