「子供が自立する年齢っていくつがいいのかな?」
と疑問をお持ちの方。
やっぱり、子供が自立するのは親の目標でもありますし、嬉しいものです。
その子の性格にもよるし、女の子はお父さんが手放さなかったりして・・
娘を自立させた私の経験をもとに、自立の年齢について探ってみませんか?
乳児期の子供の自立=手づかみ食べが始まり=
人生で一番はじめの自立って、なんだかご存知ですか?
生後1才2か月ごろから始まる、「手づかみ食べ」だそうですよ。
それまでは離乳食を、親からスプーンで口に運んでもらって食べていたのに、
急に手づかみにし、自分ひとりで食べたがる(@_@)
昨日まではいい子で食べてたのに~
それからは食事のたびにあちこちがグチャグチャに汚れる日々・・・
うちもそうでしたよ・・(泣)
ですがこれは「生きるために自分で食べるという本能からの行動」で、
親の手を借りずとも生きていくという、自立心を育てる行動なんですって!!(オドロキ)
この時期はもう、親は辛抱して見守るしかなかったですよね。
この「辛抱して見守る」が、子供が自立するためのキーワードみたいです。
幼児期の子供の自立=子ばなれ親ばなれの第一歩=
さ、いよいよ保育園や幼稚園に入園です♪
うちもそうでしたが、これが初めての「子ばなれ親ばなれ」じゃなかったですか?
子供に保育園のスモックを着せて、黄色い帽子を被せると、
なんだか、急にお姉ちゃんっぽく見えたりして・・(^_^)
入園式での感動もどこへやら、次の日からは親子ともどもドタバタの日々。
毎日泣いた子もいれば、すぐに先生やお友だちと仲良くなれた子もいるでしょう。
うちの娘は前のタイプで、親の方も泣かれると辛い・・・(>_<)
でも、「これが親ばなれ子ばなれの第一歩だ」と自分に言い聞かせていましたね。
ところが慣れてきて、あっさり「バイバイ」と別れるようになると、
ほっとする反面、親の方は寂しかったりして。
実はこの寂しさが、子ばなれできない原因のひとつかも(^^;
今までそばにいた我が子がいなくなることが寂しいのは、子供を愛している証拠💛
保育園や幼稚園に入って、最初泣かれて辛かった、後ろ髪引かれる思いだった・・・
それを私たち親も子供も乗り越えた、立派に自立の第一歩を踏み出したんですよ(^^)/~。
学齢期の自立=きちんと叱り、褒めると伸びる=
小学校に入ると子供は目に見えてしっかりしてきますよね~
何しろ、雨の日も風の日も小学校まで自分で歩いていくんですから。
学校の道具も自分で揃えるよう、先生に指導されますし、忘れ物があれば怒られる。
学校には学校のルール、社会には社会の規範があり、それを破れば叱られる。
善悪を教えてちゃんと叱ってやることが、子供のためです。
娘もやんちゃしましたから叱りましたし、謝罪にも伺いました(^^;
その代り良いことをすれば、思いっきり褒めました。
子供が自立するには、成功体験に基づく自信が必要といわれますが、
娘は褒めると伸びるタイプだったので、ちょっとしたことでも褒めましたよ~(^_^)
学齢期のお金事情=アルバイト制で家事を覚える=
子供のお小遣いってみなさん、どうしてましたか?
定額制ですか?
うちはお手伝いをさせてお金をあげるアルバイト制でした。
部屋そうじ、お風呂そうじ、皿洗い、洗濯物たたみ、庭掃除・・・
といっても最初は教えないとできません(^^;
結構メンドーなんですよね、わからない子供に教えるのって。
ですが、これもやらせなければできないし、きちんとやってくれたら
「助かったよ、有難う」と労い、お礼も言いました(^_^)
もちろん、アルバイト制に賛否両論あると思います。
私は家事もいくらか覚え、金銭感覚も身につけば一石二鳥☆
これも将来の自立のために必要と、やらせてました・・(^_-)-☆
中学生の自立=受験で挫折を味わう=
自我のめばえとわかっていても、娘も反抗期はすごかったですよ~
先生へのぷち反抗、友達とのいさかい・・もう暗黒時代・・
この時も謝りにいきましたよ、ホント(*_*;
中学生が自立を意識するのは、3年生になって進路について考える時ですね。
中学を卒業してすぐ就職するのか、進学するのか。
進学校か実業高校か、公立か私立か、距離はどうか。
「家計の状況と照らし合わせて進路を決めるように」と先生からも助言があり、
高校の科目によっても、さらにその先の進路が変わりますから真剣です(^^;
うちの子も1学期の進路面談を終えると、まるで憑き物がおちたように勉強しましたね。
娘も初めの1校が不合格で、落ち込み泣いて、先生が心配し、夜に電話をくださったほど・・娘によると「あの高校に落ちたのが私にとってはじめての挫折だった」とか。
それを糧に次の合格を勝ち取りました・・!(^^)!
後から思えば、落ちたことも含めて良い経験だったと思います。
人生には挫折もありますから、「転んでも立ち上がることが大切」と学んだようです☆
高校生の自立=アルバイトも勉強のうち=
自我が確立して1人前の口をきいても自立しているわけではありません。
娘の高校は理由があれば長期休みはアルバイトができたので、
休みの間だけ、郵便局や学童保育でさせてもらい、良い経験になりました♡
娘はこの経験から進路を考え、公務員か保育士を目指し始めました。
うちは田舎なので、高校を卒業すると8割以上の子供が都会へ就職・進学していきます。
ところが、娘の仲の良い友人はみんな近隣に就職、進学。
なので、娘は家から通える専門学校へ進学し、片道1時間半以上を通学しました。
この専門学校の学費は娘のバイト代で負担してもらいましたね。
本当に助かりました☆
20代の自立=同居のルールを守らせる=
20代になり就職すると、自立してひとり暮らしをする子も多いですよね。
長女も19才で就職しましたが、何しろまだお給料が安いので2年間は同居していました。
それでも自分でローンを組んで車を購入し、家計費に3万円を入れていましたし、
門限は9時で、自分の部屋の掃除と自分のものの洗濯はしていました。
3年めにお給料のいいところへ転職したのを機に、ひとり暮らしで自由を満喫(^_^)
こうして娘は自立しました!(^^)!
子供が就職しても同居する場合は、同居のルールを決めるのは大切☆
*最低限の家計費の負担
*自室の掃除や洗濯、ゴミ出しの手伝いなどの役割分担
*平日の門限、休日の門限など
それを守らなければ、「ひとり暮らしをどうぞ」と宣言。
親との同居が窮屈になり、お給料があがってくれば自立しますよね。
経済的に安定しても子供の同居で親が疲弊するようなら、心を鬼にして別暮らしを提案。
追い出すのではなく、お互いの自由を尊重するというスタンスで話し合いましょう。
まとめ
私の体験を時系列お話しましたが、まとめると
- 乳児の自立は手づかみ食べがはじまり
- 入園が子ばなれ親ばなれの第一歩
- 学童期は叱ると褒めるが大切
- アルバイト制で家事と金銭感覚を身に着ける
- 中高生の時の挫折は糧になる
- 高校の時のアルバイトで進路を考える
- 就職してからの同居はルールを守らせる
ひとり暮らしも貴重な人生経験です♡
子供に自立を促すのも親の務めかもしれませんね。