晩夏とはいつから?暦と実際の暑さとの関係や意味とは!!
春が終わったかと思えば、夏になりました。
なんだか暑い日が増えて、夏が長くなってきたような気がします。
いつか夏も終わると言っても、晩夏と言われても、暑さが激しくてなかなか夏が終わったという気がしない人もいるのではないでしょうか。
そういえば、晩夏っていつぐらいからいつぐらいまでをいうんでしょうか。
晩夏は夏の終わり頃という意味ですが、つまり夏の終わりはいつでしょう。
暑い日が続いて季節感が狂いそうですね。
ちょっとカレンダーを見ながら考えてみましょう。
カレンダーにある暦と立夏と立秋
暦はカレンダーを見れば簡単に把握できます。
日本の暦では、四季は節分の翌日の立春・立夏・立秋・立冬を一定の区切りにします。
毎年少しずつ立夏や立秋の日がずれるのは、現在は太陽の黄道と地球の赤道を延長した線の、角度計算によって産出するからです。これは定気法と呼ばれます。この定気法で定められた二十四節気が、現在の日本の暦としてカレンダーにも載っています。
二十四節気は季節の変わり目を一年で二十四に分けたものです。一季節で三等分になるので夏も三つに分かれています。
地球の公転や自転、うるう年との兼ね合いもあるので毎年日付がずれるわけですね。
ちなみに今年2018年の立夏は5月5日、立秋は8月7日になります。立秋の前の区切りは大暑(2018年でいうなら7月23日)があります。
立秋は秋が始まる頃という意味
でも、そうすると8月7日からは秋ということになりますね。
昔から続く暦の上では夏は8月6日までです。
しかし、現在お盆前後の夏真っ盛りの時期を秋という人はほぼ見かけません。
このあたりで体の感覚と暦とのずれを感じますね。
それは、立秋の意味にも関わってきます。立秋とは「秋の始まりが見えてくる頃」という意味もあります。
ある日になって突然、秋になるわるわけではありません。それは夏がある日突然、終わるわけではないのと同じです。
徐々に少しずつ、変わってくる始まりが立秋と考えれば納得ですね。
なので、現代の晩夏は人や調べ方によって少しずつずれがあります
暦と現代の感覚の違い
立秋が秋の始まりが見えてくる頃なら、逆に言うと、夏の終わりが見えてくる頃ともいえます。
現代の暑い時期は9月上旬や中旬ぐらいまでは続きます。体感ではそれぐらいまでは夏と考えるのが、最近は一般的になってきました。
立秋の8月8日頃から8月上旬が終わって中旬にさしかかり、9月上旬の二十四節気でいう白露(2018年では9月8日)あたりまでは、晩夏と言っても現代の感覚なら差し支えありません。現在の定義では、このあたりまでは夏と考えるのが一般的です。
白露の次の区切りは、秋分の日(2018年は9月23日)でおなじみの秋分があります。あまりに暑い日が続いていたら、このぐらいまでは夏といっても良いかもしれませんね。
まとめ
- カレンダーにある暦と立夏と立秋をみると、昔の季節の区切りが見えてくる
- 立秋は秋が始まる頃という意味でもあるので、夏の終わる頃でもある
- 暦と現代の感覚の違いがあるが、現代の考え方に寄せてもよい
昔の暦の感覚と実際の夏の感覚で比べると、開きがありますね。
しっかり意味がわかると学があると思われそうです。