ブルペンエースという言葉を聞いたことがありますか?野球を知らない人でも、なんとなく野球関連のキーワードだと分かるかもしれません。私も野球はたまにしか見ませんが、ブルペンエースと言う言葉は聞いたことがあります。
ブルペンエースとは、どういう意味の言葉でしょうか?エースはエースでもブルペンのエースなので、限られた場所のエースを指しているよう。そこで、ブルペンエースの持つ意味についてご紹介していきます。
ブルペンとは?
ブルペンエースのブルペンとは何を意味する言葉でしょうか?野球の試合の解説の中で、ピッチャーがブルペンで投球練習をしていると聞いたことがあります。
ブルペンで投球練習をしているということは、そのピッチャーは今試合中のマウンドにはいないということです。では、ブルペンとはどこのことなのでしょうか?
ブルペンは、英語表記すると「bull pen」と書きます。「bull pen」は、牛の囲い場を意味する言葉です。でも、野球と牛の囲い場の関係がよく分かりませんよね。
野球では、野球場内にある試合に出場していない控えのピッチャーが投球練習をする場所になっています。以前、ブルペンは料金の安い客席と兼用で使われていたため、牛の囲いと呼ばれていたそうです。
ブルペンエースの意味とは
ブルペンに牛の囲い場の意味があったなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?プルペンの意味が分かったところで、次はブルペンエースの意味についてご紹介していきます。
ブルペンエースを簡単に言ってしまうと、ブルペンで投球練習をしている時はとても調子が良く、エースになれる実力を見せるピッチャーのことを指して言います。ブルペンではとてもコンディションが良いので、いつ試合に出場してもおかしくないと思われるのです。
ところが、ブルペンエースと呼ばれるピッチャーは、残念ながら本番の試合ではこの実力を全て出し切ることが出来ないのです。そういうことから、ブルペンでボールを投げている時だけエースになれるブルペンエース呼ばれてしまうのです。
ブルペンエースになってしまう理由とは?
プロ野球選手になるような人は、小さい頃からずっと野球を続けているはずです。それくらい長い期間努力をしなければ、簡単にプロ野球選手になることはできないからです。しかも、日本では野球は定番スポーツで、野球をやっている人が多くいます。
その中で経験と実績を積み、勝ち残った人だけがプロ野球選手になれるのです。では、晴れてプロ野球選手になれればそれで成功といえるでしょうか?難関を潜り抜けてプロ野球選手になれたとしても、所属するチームで活躍しないことにはプロ野球選手として成功したといえないのです。
ここで疑問に思うのは、ブルペンエースは経験と実績があるのになぜ試合で活躍できないかということです。次は、その気になる理由についてご紹介していきます。
精神的な問題
実際にプロ野球チームに所属している人の中には、ブルペンエースと呼ばれる人がいます。実力と経験があっても、試合のマウンドで乗り越えられない壁があるのです。それは精神的な問題かもしれませんし、それぞれが抱えたプレッシャーかもしれません。
野球で生きる人生を選んだら、乗り越えなくてはいけない壁ですが、精神が関わっている部分なので、簡単にはいきません。それを乗り越えるために、ブルペンエースはブルペンでひたすら投球練習をしているのです。
実試合とは違うシチュエーション
試合では、球場内には観客はもちろん、相手チームの選手、審判など、たくさんの人がいます。試合であれば、窮地に立たされる場面もありますから、試合に出るピッチャーはそんなプレッシャーの中で、投球を続けていきます。
ブルペンでピッチャーが投球練習をする時、そこにいるのは相手のキャッチャーだけです。一番信頼できるキャッチャー以外に気になる人がいないので、安心感の中思い切り投球に集中することができるのです。
ブルペンとマウンドの状態の違い
ブルペンは、試合に備えたピッチャーが投球練習をする場所です。ところが、球場によっては、ブルペンとマウンドの状態が一緒でない場合があります。整備が行き届かず、ブルペンの作りが悪く、適当に盛り上げられているだけということがあるのです。
試合のマウンドと比べると傾斜が違うため、ブルペンでいくら練習しても試合でその腕を生かすことは難しいのです。また、不安定な場所で練習すると、本来の投球フォームが出来ないだけでなく、フォームの崩れにつながってしまうこともあるのです。
まとめ
ブルペンエースの意味とは
・ブルペンは、英語表記すると「bull pen」
・ブルペンは、野球場内にある控えのピッチャーが投球練習をする場所
・ブルペンは、料金の安い客席と兼用で使われていたため、牛の囲いと呼ばれていた