高齢出産で子供がダウン症で産まれてくるリスクはどのくらい?

ぐっすり眠る産まれたばかりの赤ちゃん出産

高齢出産で起きる障害として一番認知されているダウン症。正式には「ダウン症候群」と呼びますが21番目の染色体が1本多くなることで起きてしまう先天性の障害です。

高齢出産だと年齢の増加と共にダウン症の子供が生まれる確率もアップしていくことは有名な話ですが、ではなぜ高齢出産だとダウン症のリスクが上がってしまうのでしょうか。

スポンサーリンク

高齢出産でダウン症の子供が生まれるリスクの増加

四葉のクローバーを握る小さな手

35歳を過ぎると生殖能力の低下を原因に色々なリスクが増加することが知られていますね。

  • 35歳でのダウン症の出生率は378人にひとり
  • 40歳でのダウン症の出生率は106人にひとり
  • 45歳でのダウン症の出生率は30人にひとり

と言われています。

ダウン症の子供が生まれる原因としては、卵子や精子の老化を原因に分裂異常が起きるためで、そうなると大体は流産してしまうのですが、強い生命力のまま成長すると、障害を抱えて産まれてくる可能性が大きくなってしまうのです。

そして遺伝子にもダウン症の確率は関係してくるようで、親がダウン症で子供もダウン症になるという可能性もほんの数パーセントだけ関係するようです。しかしほとんどは先ほど書いたような分裂以上によるもの。

卵子というのは赤ちゃんの時から保有数が決まっているので、高齢になる程卵子が少なくなっていくんですね。そしてそれが35歳を境に妊娠しづらくなったり分裂異常を起こしやすくしてしまうのです。

スポンサーリンク

ダウン症や障害のリスクを減らすには!?

産声を上げし赤子

毎月毎月生理を繰り返し、常に女性の体は妊娠の準備をしています。それに絶対的に必要なのが女性ホルモン。

女性ホルモンにはエストロゲンというものとプロゲステロンというものがあるのですが、これらが正常に分泌されていないと排卵が起きず生理もこないという仕組みになっています。

そしてこれらも高齢になると分泌されにくくなったりするのです。

しかし原因は加齢だけではなく、ストレスやダイエット、生活習慣でも変わってくるので、高齢出産を望む方は常日頃から体に負担をかけないように規則的な生活をするように心がけたほうがいいですね!

ダウン症のリスクを下げるためにこれをすれば必ず大丈夫!といったことはないのが現実です。

ダウン症の治療方法も今の医療では確立していません。それでもできるだけ確率を下げたいとは思いますよね。そういった方は是非下記のことを気にかけるようにしてみてください!!

スポンサーリンク

高齢出産でダウン症のリスクを下げる方法3選!!

赤ちゃんを大事に抱きかかえるお医者さん

葉酸の摂取

葉酸はサプリメントでも気軽に摂取できますし、妊娠を希望した時から飲み続けるのがいいと推奨されています。葉酸を取ると子宮内膜も厚くなり、妊娠しやすい体づくりを手助けしてくれます。最近では男性も葉酸を摂取したほうがいいと言われているので、パートナーとよく相談してみてくださいね!

女性ホルモンを安定させる

規則正しい生活を心がけ、エストロゲンと同じ効果があるという大豆イソフラボンの摂取に積極的になってみましょう。ストレスをためずに、ダイエットなど体に負担のかかることは避けてください。

血行不良を改善

適度な運動をして筋肉量をアップさせたり、半身浴をしてむくみづらい体を作ると、代謝が上がって血行もよくなります。毎日少しづつでいいので、無理せず自分のペースで、できることからスタートしてみませんか?

スポンサーリンク

ダウン症や障害のリスクと向き合うには…

色々と書きましたが、高齢出産による不安に負けないことが一番大切なことです。

産まれてくる子供がダウン症だったらどうしよう、障害のリスクがこわい、誰でもそう思ってしまいますが、ネガティブになっていると体にもストレスがかかってしまいます。パートナーとよく相談し、心配よりも体調管理に努めるようにしましょう。

正しい知識を得ると、高齢出産にはメリットも多く、そんなにこわがる必要もありません。高齢出産で何人も子供を産んで、幸せにしている家庭だってたくさんあるのです。そういった人たちのブログを見るなどして、将来の幸せな自分をたくさん想像しましょう。

悪い方悪い方へと考えが偏ってしまうと、無意識に人生はネガティブな方向へ転がっていってしまうものです。

自分は絶対に健康な子供を産んで、家族みんなで幸せになるんだと強く信じることで、きっと幸せはやってきます。知識を蓄えることも重要ですが、最後は自分の気持ちが一番大切だと私は思います。