2010年の流行語大賞にもノミネートされた“断捨離”という言葉。
興味のある人も多いはずです。特に終活という言葉が生まれて以降は断捨離に対する関心も高まったように感じます。
終活とは終末期の準備をすることで残りの人生を悔いなく楽しく生きようとする活動を言います。
この終活ですが、今や若い世代の人達にも勧められており、今の自分を見つめ直すきっかけ作りとしても注目されています。
もともと日本人は貯め込む習性の強い民族です。世界を見渡しても日本人ほど貯金好きはいません。そんな日本人は物も貯め込む習性があるようです。
しかし、近年では貯め込むことよりも身の回りを整えてスッキリさせておくことが美徳とされるようになってきました。
私はつい先日引っ越しをしたのですが、その際に断捨離をしました。ただし、たいして意味を知らずに断捨離をしたため、厳密には家にあるものをたくさん捨てただけでしたけどね。
今回は断捨離を知り、終活に役立て、あなたの身の回りの整理に役立てるように説明をしていきます。これであなたも断捨離上手です。
断捨離は捨てるだけが能じゃない
断捨離を捨てるという意味で解釈している人は多いのではないでしょうか。
私も実際「断捨離だー」と言ってとにかく家の中にあるものを捨てまくりました。これも断捨離ではあるのですが、やはり新たな言葉が生まれるからには、当然今までにない意味を含んでいるわけです。
断捨離という言葉は非常にわかりやすく漢字を3つ並べただけです。
- 「断」⇒物を断つ
- 「捨」⇒物を捨てる
- 「離」⇒物から離れる
このように読んで字のごとくなのです。あまり不必要なものまで買わないようにして、いらなくなったらすぐ捨てて、そもそも物に執着していくのをやめようということですね。
なんか宗教っぽいと思うかもしれませんが、実際ヨガの考えをもとに言葉が作られていますのでそう感じても仕方ないです。
要するに、私のようにただ物を捨てて断捨離だというのは行動の部分だけを実行しただけで、真に断捨離をするには心も変えていかなければならなかったのです。
心を変えなかったからか、私はわずか3ヵ月ほどでまた家の中が物で溢れました。
終活で断捨離をするのは何故?
ここまでの話で断捨離という言葉はわかってもらえたと思いますが、これを終活に当てはめるとどうなるのでしょうか。
終末期を迎えるにあたり、物を捨てて整理することにはどのような意味があるのか考えてみましょう。
最も大きな意味として、残された家族に負担をかけないために断捨離をします。実際に自分が遺留品の整理をすることを想像すれば服1枚、本1冊だって先に仕分けしておいて欲しいと思えるはずです。
例えばしっかりと断捨離をして、いる物いらない物の仕分けをした後だとわかれば、家にあるものは全て故人が大切にしていたものだとわかるわけです。
また、そうすることでずっと昔に押し入れにしまった大事な思い出も見つかるかもしれません。きっと忘れたくない大切な思い出をたくさん残しているはずです。
断捨離をすることで自分の人生を振り返り最後までどう生きていくか心の整理もしていきましょう。
「いつか使う」は捨てるべき
では具体的に断捨離で失敗しないようにオススメの断捨離方法をお教えします。
私もやったからわかりますが、家の中にはいつか使うかわからないものがわんさかあります。つまりいつまで経っても出番の来ない控え選手だらけのような状態です。
その補欠たち一つ一つを見てはいけません。絶対に捨てられなくなります。そこで、ジャンル別に補欠達を一か所に集めてみると良いです。
私は服、本、小物で分けました。そうするといつか使うと思っている品物たちの中で順位がつきます。
例えば服であれば、何か大事な時に着れるかもと残しておいた服が3着あったとします。
ただでさえいつその大事な時が来るかもわからない補欠なのに、いざやってきたとしてもその時に着てあげられるのは1着だけです。
このように何かの時用に残していたものが用途被りしていることに気づきます。まだ使えるものは人にあげたり、売ってしまったりしてしまいましょう。
逆に捨てなくて良いのは、思い出が詰まっているものです。断捨離をする時はどちらかというとこの物としての価値はもうない、思い出の品を捨てがちです。それはオススメしません。
思い出は買えないですけど、物はお金でまた買えますから。私も小さい時に一所懸命に集めていたおもちゃを幼稚園に寄付しましたが、お金は払うから返して欲しいです。
まとめ
断捨離がどういうものか、終活でなぜ断捨離をするのかを理解した上で、自分が断捨離するなら何をするかイメージ出来ましたか。
では、まとめます。
捨てることに成功したら、物を断ち、ス
- 物を断ち、物を捨て、物から離れることが断捨離の意味
- 終活で断捨離をするのは残された人に負担をかけないため
- いつか使うものだけを集めれば捨てるものが見えてくる
ッキリとした状態を保ちましょう。その状態が維持出来れば物への執着も薄れるのでしょうね。是非あなたも断捨離をして、家も心もスッキリさせて下さい。