遺留品とは故人が残した遺品のこと。または持ち主が忘れた物も遺留品となります。
遺留品の処分なんて自分には関係ないと思うのかもしれませんが、家族のいる人はそういうわけにはいきません。死は必ず訪れるのですから。
例えば賃貸暮らしともなればほとんどの場合、死後1ヵ月以内に立ち退くことになります。次の月の家賃がかかって来てしまいますからね。持ち家の場合はずっと残していてもよいかもしれません。ただ、実際に処分するとなると法律も関わってきて意外とややこしかったりするのです。
今日は「遺留品をどうしよう・・」と思った時に困らないように、そして少しでも得出来るように説明していきますので、参考にして頂けたら幸いです。
遺留品処分の最初の一歩は業者選定
すごく簡単にイメージしてみましょう。要するに引越しと同じです。引越しする時は運ぶもの、処分するもの、売るものに分けますよね。
引越しの時に一番に考えるのは運ぶものをまず決めて、残った中から処分するものと売れるものに分けます。そして、それぞれに業者を雇って対応してもらいます。
遺留品の処分に関してもほとんど一緒です。違うのは運ぶよりも、処分と売却が中心となるところです。その中でも売却出来るものが多ければ嬉しいですよね。
しかし、何が売れるかわかりませんし、実際質屋を利用したことのある人はそんなに多くないでしょうからいまいちどこに依頼すれば良いかわかりません。
結論から言うと遺品整理業者に頼むのがおすすめです。
信頼できる知り合いの質屋があれば良いですが、ほとんどの場合遺品整理業者に依頼するのが最も労力を抑えられます。
ただし、遺留品の中に売却できるものが多く残っていると思うのであれば慎重に選ばなくてはいけません。
遺品整理業者の多くは専門的な査定が出来ません。価値のある品を見極める仕事ではありませんし、こういう業者の多くは廃品業者が主だったりするので良くも悪くもさっさと終わらせてきます。
それを出来る限り避けるには遺品整理士という認定を受けている人に依頼すると良いみたいです!ただし、自分でも何が売れて何が売れないのかを知っていた方が良いので、次はそれを説明していきます。
金・銀・プラチナは案外あるから要注意!
一般的な家庭で育ったから、売れるものなんて持っていない!あなたもそう思うかもしれません。でも、意外なものが意外な値段で売れたりするのです。
その最もよくあるのは素材が良いものを使われていた場合です。
つまり、なんて事のない箱でも銅像でも皿でも金・銀・プラチナが使われていたら売れるということです。何故ならばこれらは1gがいくらかという相場価格が決まっているからです。調べていて最も驚いたのが金歯!
金は金でも人の口の中にずっといた金です。それでも金が多く使用されていたら高値で売れます。
その他にも着物などやはり素材があって、保存状態も良いものは高値で売れますので、ただの物、ただの布、と自分の価値観で選別しないように気を付けましょう!
牛乳の蓋だってゴミじゃない
時計やバッグなどは一般的には売れるような気がしますよね。
もちろんハイブランドのものであれば売れると思いますが、こういう流行り物は想像よりは高値がつかないことが多いです。
それこそ素材で良いものが使われていれば売れるのかもしれませんが、何年も前のデザインのものはもう価値は下がってしまっています。
そんな中で、古ければ価値が上がるものがあります。それはコレクターがいるものです。例えば牛乳の蓋、テレホンカード、昔のおもちゃ、小銭などは高値が付くこともあります。
知らない人からすれば当然ゴミです。欲しくもなんともないですが、見分け方としてはもう手に入らないものかもしれないという目で見ることです。
参考 【高額珍品】牛乳ビンのキャップがヤフオクで16万円で落札!マニアが泣いて喜ぶレア物を大特集!
結果その価値は、当時市場でどれだけ出回ったものかどうかで価値が変わります。つまり、わからないけどとりあえず今は手に入らないものは残しておいて見てもらった方が良いということです。
私も昔キン消しを大量に持っていたのですが、幼稚園に寄付してしまいました。実際価値はなかったかもしれませんが、せめて査定だけでもしてみたかったと後悔しています。
遺留品の処分方法まとめ
遺留品の整理は基本的には遺族の負担となる場合が多いです。言っても売れるものなんてあったらラッキー程度で、ほとんどが処分するわけですからね。それでも何か見つかって、処分費が相殺されたり、少し増えたりしたら嬉しいですので是非上手に処分してください。
では、まとめます。
・最初は遺品整理業者に頼むと労力を抑えられて良い
・素材が高いものは見た目と関係なく売れるので要注意
・一見ゴミでもコレクターのいるような物は高値で売れる
いざ自分が遺留品を処分しなくならなくなったら、是非参考にしてみて下さい!