胎児の頭が大きいと言われた~原因や出産時、病気の不安解消~

ゆりかごで眠っている頭の大きな胎児出産

妊娠したら必ず受ける妊婦検診ではエコーで、お腹の中の赤ちゃんを見ることができ“あ、動いてる!”なんて嬉しい気持ちになるものです。

そんな時に先生から「頭が大きい」と言われたら?それは驚きますよね。質問しても「そんなに心配しなくても大丈夫。」というくらいの返事しかもらえないことも多く、考えれば考えるほど心配になってきます。

産むのが大変なのでは?”とか“病気じゃないのかしら?”などの心配が主だと思いますが、今回はそんな不安を解消するために、原因や出産の方法、病気の可能性などについてご紹介します。

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胎児の頭が大きい原因は?

お腹がパンパンに膨らんだ妊娠間近の妊婦

まず計測時の“誤差”が大きいとも言われています。“頭が大きい”という判断は、エコー画面の中で頭の直径を測って行います。平面の画面の上で測るので、頭囲をぐるっと測った長さではなく、頭の形によって予測には差が出る場合もあるからです。

また個性・遺伝によるものもあります。自分を含めた成人の皆さんを見てみれば、もともと頭が大きめ、小さめの家系があるのはよくわかりますよね。

後はお母さんの体重増加が10㎏を超え、一緒にお腹の中の赤ちゃんも大きくなってしまったケースがあります。このケースだと、頭の大きさ云々よりも体重増加で指導が入ります。

ちなみに頭の大きさから体重を割り出すので、推定体重も重くて驚かされることが多く、うちの娘は「ちょっと大きいかなぁ。3500無ければいいんだけど・・」と言われ、ドキドキしましたが、産まれたら2980gで頭も全然大きくありませんでした。

いずれにしろ、医師が心配ないというのであれば、そんなに心配する必要はありません。

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胎児の頭が大きいと出産は大変なの?

うつぶせで眠る大きな胎児

出産が大変かどうかは、お母さん側の骨盤の幅も関係してきますので一概には言えません。これは“おしりの大きさ”ではなく“骨盤の幅”なので注意して下さいね。赤ちゃんの頭と骨盤の幅が合わなければ、難産になる可能性は大きいということです。

骨盤の幅が狭そうな場合にはレントゲンで確かめることもあり、それは医師の判断になります。いずれにしろ検診で確認していますので、何も言われていないのであれば、これもそんなに心配する必要はないと思います。

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胎児の頭が大きいと病気の可能性はある?

生まれてくる胎児が健康か気が気でない母親

胎児の頭が大きいというキーワードで調べると出てくるのが、「水頭症」と「ダウン症」ですがその心配もあるのでしょうか?

「ダウン症」は染色体異常が原因の先天性疾患です。確かに頭の大きさもそれを疑う一因ですが、その他にも手足の短さや小指の関節が少ない等というところ。また、心臓疾患を持っていることが多いのでそこから疑いを持つこともあります。そこでダウン症の疑いが出てくれば、出産前に羊水検査を勧められます。

「水頭症」は頭蓋骨の中に髄液が溜まる病気です。この場合、赤ちゃんの頭は体に比べて明らかに大きくなるので、エコーで見てもわかりやすく、その後のCTなどではっきり診断がつきます。また出産後には治療ができ、早期のきちんとした治療で後遺症が無い場合がほとんどです。

このように病気が原因の頭の大きさは、ほとんどが診断出来るものですから、医師に指摘されない限りは心配しなくても大丈夫です。

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まとめ

胎児の頭が大きい”という心配についていろいろとご紹介しました。

〇原因は測る際の誤差であったり、遺伝的なものであったりすることが多く、体重増加の指導が無ければそんなに心配はなく、また出産時の問題も医師からの指摘がない限り問題は無いこと。

〇病気の場合は胎児のうちに診断できることがほとんどで、きちんとした対応が可能なこと。

以上がお分かりいただけましたでしょうか?妊婦さんはあまり心配せず、ストレスにならないように過ごして下さいね。