小中高とは少し違ったイメージがある大学!大学で働いている人って何をやっているのでしょう。また何歳まで働けるものなのでしょう。
私もかつて大学生でした。もうずっと前のことのように思えるのが寂しいですが、大学には教授がいて、助教授がいて、職員の人がいて、学食のおばちゃんがいて、掃除している人がいて、色々な人が働いていました。
でもやはり学生側からすれば大学で働いている人の印象は教授と大学職員の人たちですよね。教授には授業でお世話になりましたし、職員の人は就職活動でお世話になりました。でも、実際仕事として何をやっているのかは知りません。
今回、気になったので調べてみました。どんな仕事をしているのか。どうやってなるのか。定年はあるのか。
皆さんも気になっている方がいましたら是非参考にしてください。
学生を育てるのではなく大学の存続が職員の仕事
まずはお仕事について。
大学職員を求人で見ると大学職員に必要なのは営業力とコミュニケーション能力だというところが多いみたいですね。
では仕事内容ですが、ざっくりと言えば、生徒のサポート、教授のサポート、事務作業です。この事務作業が特徴的。当たり前ですが、生徒なしに大学は存続できません。
そして、現状たくさんの私立大学で少子化による学生不足という問題に直面しています。定員割れをして困っている大学も多いのだとか。
大学の職員さんは何とか学生を確保すべく、宣伝をしていかなければなりません。具体的には高校に出向いたり、メディアの取材を受けたりと大変そうでした。
就職活動のサポートも要するに目の前の学生も大事ですが、就職率が悪いと大学に入ってくれる人が少なくなるので、何とか就職出来るように職員さん側も必死みたいです。
言われてみれば、私が学生だった時も、ものすごく親身になって相談に乗ってくれたり、履歴書の添削をしてくれたりしてありがたかったですが、職員さんにとっては大学存続に関わることだから、当たり前ですよね。
大学で働くことは誰にでも出来る
教授になるには?
「教授になりたーい!」と思ってもそう簡単にはなれない教授というお仕事。実際にはどのようにして教授になるのでしょうか。
教授には小中高の先生のような資格はいりません。誰かに教授する方法を学んできたわけではないのです。「だから、あんなに喋るのが下手だったのか!」と私はものすごく納得しました。
ただ、多くの教授が博士号を持っています。ある分野において深い知識を有していることを証明するのが博士号なので、それを持っている人が教授と言っても良いかもしれません。
ちなみに何かに功績を残した人であれば、博士号がなくてもなれるようです。
仕事も、学生に講義をしたり、研究の指導をしたりしながら、自らも研究を続けるというとてもわかりやすい仕事です。なれなくはないが、道は険しい!
大学教授になるならやはり博士号取得が最初の一歩です。
大学職員は誰でも応募できる
一方、大学職員は教養試験と面接試験を突破することで誰でもなることが出来ます。
そして、この大学職員を目指す人が多いということにも驚きました。大学によっては100倍近い倍率のところもあるのだとか。
特に教養試験はかなり難易度が高いようです。
でも、普通に考えて大学に入ってくる学生がすでにそれなりに教養のある人たちなのですから、大学職員に求められる教養もレベルが高いのは仕方ないですけどね。
私立大学の定年は大学によって違う
これはなかなか調べることが難しかったので、実際に大学で働いている人に聞いてみました。
そうしたら、皆さんそれぞれの大学ごとで定年が違うではありませんか。
ある医大の職員さんは「定年は60歳」と言っていました。一方ある私立大学の職員さんは「定年は65歳」と言っていました。教授の定年も大学によってバラバラなようです。
私が通っていた大学にも今にも倒れてしまいそうなおじいちゃん教授がいました。その人は一般企業から引き抜かれて教授になったみたいですが、ある有名な格闘技の祭典を手掛けた敏腕プロデューサーだと言っていました。
同じ事を何度も言うので、ボケてしまっているのではないかと思っていましたが、成果があれば何歳でも教壇に立てるということでしょうね。
まとめ
大学は様々な分野のスペシャリストが集い、大学の敷地内で研究をし、学生に教授する場なのですから、考えてみればすごい所ですよね。
では、まとめます。
・大学職員は学生を集めるため、営業もサポートも何でも行う
・教授ならば深い知識、大学職員は広い教養を持っていなければなれない
・私立大学の定年は各大学によって定める
大学で働くこと自体は先生業と人材コンサルティング業の融合みたいな印象を持ちました。ただし、なるのは簡単ではないですね。
それでもなってしまえば定年まで働く人も多いみたいですし、仕事自体はやりがいのあるものなのでしょう!私立大学を目指す人!是非、教授や大学職員を目指して頑張って下さい。