子供の成長は早いものですよね。その中で「魔の2歳児」といわれる時期があります。体の成長は緩やかになりますが、心と腦と体の機能などの発達が盛んになるのです。
赤ちゃん時代とは違い、自分でできることが増えてきます。自分でできるとはいえ思い通りにならず、イライラしたり、癇癪を起す厄介な時期なのでママの育児疲れがひどくなることも。
そこで、育児経験のある私が「魔の2歳児」を乗り越える3つの方法をご紹介します。
育児疲れが2歳児の子育てで感じやすい原因は第一次反抗期である「イヤイヤ期」
今までなにも拒否せずにやっていた事をとにかく嫌がって拒否する「イヤイヤ期」
この期間は感情が発達して、色々な事に興味があるけどそれを上手くできない。とにかく嫌なことを拒否することを覚える時期です。
ここを乗り切ることが新米ママの大きな試練になっています。
子供を褒めてあげる
1歳過ぎると歩けるようになる子供が増えてきます。2歳になるとさらにしっかり歩いたり、中には走れる子供の姿も見られます。これだけでも抱っこされていた赤ちゃん時代から比べるとすごい進歩ですよね。
自分で歩けるようになると、外に出る機会が増えて行動が心配になります。外には車や自転車など危険がいっぱいです。せっかく歩けるようになっても、「危ない!」などと子供を叱って疲れることが多くなるものです。
子供としては、自分で歩けるようになり、自分の世界が広がり楽しくて仕方ないはずです。それなのに、ママが心配し過ぎて怒ってばかりいたら、子供は反発して余計に危ない行動をするかもしれません。
自分世界が広がった「魔の2歳児」は叱るよりもまずできることを褒めることが大切です。「この道は車が多いから、危ないよね?だから、ちゃんと手をつなごうね。偉いね。」と子供がちゃんと理解できる前提で教えてあげてください。叱るより褒める方が、ママの育児疲れも軽減できますよ。
子供に任せてみる
「魔の2歳児」は、自分でできることが増えるので、大人がやっていることも真似したがります。例えば、ママがいつもやっているように料理をしたり、料理を運んだりしたがるものです。ママとしては、手を切らないか、やけどをしないか、食器を落とさないかとハラハラするもの。
ママは忙しいので、子供ができないお手伝いをやりたがることにイライラするかもしれません。でも、ここはぐっと我慢して、子供に任せてみてあげることが大切です。子供自身はできると思っているので、それをやらせないと更に面倒なことになる可能性が高いからです。
とはいえ、危険が伴うことや、子供には難しいことは、その理由を説明してママがサポートしてあげてください。そうすることで、子供も危険を察知して気をつけるようになるものです。何事も上手に経験させてみてください。子供もやってみて面倒だと思うことはやらないので、それは「魔の2歳児」の一時的な興味に過ぎないのです。
子供に挑戦させる
2歳児になると、体の機能が発達して手先も使えるようになってきます。今まではママに着させてもらった洋服も自分で着たがるようになるかもしれません。洋服といえば、ボタンのある服は子供にとって大きな難関です。
大人にしてみればなんてことないボタンかけにものすごく時間がかかるのです。それを見かねて「やってあげようか?」というと、何が何でも自分でやろうと意固地になるものです。そうなると「魔の2歳児」が暴走するので、なにはともあれ子供に挑戦させることが大事です。
他にも、フォークやスプーンが使えるようになり、自分の力で何とか食べ切ろうとすることがあります。出かける用事があると手伝って早く済ませて欲しいと思うものですが、息子の手からフォークやスプーンを手から離そうとすると、すごい剣幕で怒ったことがあったものです。
ママも育児疲れでイライラが募る時期ですが、これが「魔の2歳児」と割り切って対応するしかありません。
まとめ
「魔の2歳児」を乗り越える3つの方法をご紹介しました。育児をしている時、「魔の2歳児」の時期があると聞いていたものの、目の前で起こったことを思い出すとすさまじいものがありました。
その時の子供の成長は目覚ましいものの、色々なバランスが取れず本人が一番ジレンマを感じていたのだろうなと思います。