高齢者の恋愛トラブル。子供が巻き込まれないためには

トラブル解消

「高齢者が恋愛…?」と思う方もいるかもしれませんが、実はあまり珍しいことではないみたいなんです。

若者の恋愛離れが進む中、高齢者カップル数は増加しています。

“もともと独身”“離婚した”“配偶者に先立たれた”“配偶者はいるけど不倫している”など、高齢者になってから恋愛をする人にもたくさんのケースがあります。

高齢者のカップルだからこそ起こるトラブルも多くあり、あまりハッピーエンドになることはないそうなんです。

また、何かあったときにトラブルに巻き込まれてしまうのは子どもです。

今回は、高齢者の恋愛トラブルについてや、子どもが出来るその対策法を紹介していこうと思います。

スポンサーリンク

相続トラブル

子持ちでの熟年結婚となると発生するのが、遺産に関するトラブルです。

子供に相続されるはずだった遺産が、新しく配偶者となった相手に半分が相続されることになりますので、相続トラブルを引き起こしかねません。

結婚するにあたっての家族からの反対が起こる原因としても、とても重要な部分になってきますので注意が必要です。

本人に遺書にちゃんと意思を残しておいてもらうなどの対応をしておくといいかもしれませんね。

スポンサーリンク

ストーカー化してしまうケース

高齢になってからの恋愛は、人生で最後の恋であるという意識があるからか執着心が強くなります。

そのため相手への思いが強すぎてしまう場合があるのです。

どちらかだけが思いが強すぎたりすると、2人の間に温度差が生じます。

その温度差がストーカーなどの異常行為に発展してしまうケースも無くはないのです。

また、人との関わりが薄れていたり、家族から疎外されている人が誰かに優しくされたときに、“この人は自分のことが好きに違いない”とか“この人が自分の運命の相手だ”と思い込んで錯覚してしまい、それがストーカー行為へと発展するケースもあります。

実際に60歳以上のストーカー加害者の数は増加傾向にあり、強姦検挙人数においては30年前に比べておよそ9倍、強制わいせつはおよそ21倍にも増加しているとのデータがあります。

ストーカー行為は犯罪に繋がりかねないので、相手がしつこいと感じたらすぐに相談することや周りが変化に気づくことが必要になってきます。

スポンサーリンク

結婚詐欺

退職し、時間も経済的にも比較的余裕がある高齢者に財産目的で近づく人がいます。

寂しさを紛らわすためによくしてくれる人を信用しすぎたり、それが恋愛感情になると更に判断能力が正常では無くなってしまいます。

弱みにつけこんで計画的に近づいてくる人が残念ながら少なからずいるので、本人も周りもそれが詐欺ではないかどうかの判断をする必要があります。

スポンサーリンク

老人ホーム内でのトラブル

老人ホームは高齢者同士の出会いの場でもあります。

あるアンケートでは、「月に1〜2回、性交渉を行う」という質問に“はい”と答えた人が、60代前半では男が34.50%・女が22.90%でした。また、70代前半では男25.50%・女12.40%。70代後半で、男7.40%・女4.80%。なんと80代前半では、男12.女10%もいたのです。

驚くような内容ですが、入居者同士で同じベッドに寝ていたり、トイレで行為を行う人もいるようなのです。

そしてそのような入居者同士の恋愛からトラブルに発展したケースが過去にありました。

男性が女性を切りつけ、怪我を負わせたというものです。

原因は、「別れ話」です。交際をしていたものの、女性の方から別れ話を切り出したら男性が逆上したというのです。

また、こうした性欲はヘルパーに対して向けられることもあります。

女性入居者が男性ヘルパーに抱きついたり、男性入居者が女性ヘルパーをベッドに誘ったなんていう話もあるそうです。

老人ホームの、入居者からヘルパーに対しての行動は問題になっています。

本人にも子どもにも、いい場所である老人ホーム。トラブルを起こさないためにも、巻き込まれないためにも、入居者と家族との普段からのコミュニケーションは大切になってきます。

スポンサーリンク

不倫

最近、熟年離婚者が増加傾向にありますが、その理由の多くは不倫なのです。

熟年離婚の特徴として、新婚の頃に比べて不倫を隠そうとする警戒心が薄い傾向があります。そのため周囲にバレやすく、離婚に至りやすいのです。

また、熟年離婚は婚姻期間が長いなかでの離婚になりますので、離婚した際の財産分与や慰謝料が多額になり、お金のトラブルが起きやすいです。

私はとても驚いたのですが、なかには家族に恋人を紹介して家族になりたい旨を話したなんていうケースもあったみたいです。

おそらく最後にパートナーとして過ごす人を選びたいという気持ちの表れだとは思いますが、妻もいるのに新しい妻候補を紹介するってすごいですね…。

高齢者とはいえ不倫も遠くはないものらしいので、急に離婚や再婚を報告されたなんてことがないように普段からちゃんと会話をしておくのが堅実だと思います。

スポンサーリンク

まとめ

いくつかの例をあげてみましたが、まとめると

  1. 相続トラブルは遺書をつくるなどで対応
  2. ストーカーには早いうちに対応することが大事
  3. 結婚詐欺はむやみに信用しすぎないことで防げる
  4. 老人ホーム内でのトラブルは入居者と家族の普段のコミュニケーションで防ぐ
  5. 不倫のトラブルに気をつける

という感じに防ぐ努力が大切です。

恋愛をするのは本人たちの自由ですが、周りが少し気にかけておくことで防げるトラブルもあります。

高齢者の恋愛トラブルを防ぐことで、その家族との関係が良好に保たれるのではないでしょうか。

もし親と疎遠になっているという人は、これをきっかけに連絡してみてはいかがでしょうか。