【元教師が語る】学校を休みたい時に使える理由は?不登校の定義も紹介!

森でみる夜明け学校

 不登校はいつごろから始まったのでしょう。江戸時代? 寺小屋ですからね~。寺小屋は行きたい人が行くのですから不登校などないですよね。

明治初期に学制が制定され、義務教育が始まったころからすでにあったことは間違いないでしょう。しかし、現代の不登校とは様相は違っていました。

 明治の学制発足当時は学費も高く、学費を払えない家庭があったり、農業や漁業などの家業を手伝わなければならない子供たちの存在も当たり前にありました。まともに就学さえできなかった人が多かったのが実態です。

 今の子供たちは「行けない(行く気にならない)」ことが不登校の背景になっています。

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学校を休みたい時の言い訳おすすめ

特に体調が悪くないけど、友達と喧嘩をして学校に行き辛い。嫌いな授業がある。単に行く気がおきない。

そんなのは人間ですから普通のことです。

時にはてきとうな事を言って休んでみるのもおすすめ。

ただ、連続して休むと友達に理由を聞かれたり、授業に追いつけないことを危惧して学校に行き辛い状況になってしまうので試しに1日2日休むくらいが良いかもしれませんね。

体調が悪いから休みたい

定番ですね。基本はこれだけ使えばいいと思います。

自分で連絡する場合は元気がない感じで体調が悪そうに

今日は体調が悪いので休みます。

と言えば普通に休めます。

なんとなく体調が悪くて学校を休むような場合でも病院に行く人はほとんどいないので、証拠を求められることもありません。

親戚の不幸があったので…

親戚が亡くなったと嘘をでっち上げる方法。

これも定番ですが、おすすめ出来ません。

何かのきっかけで親戚の話をしてしまうと追求されてメンドクサイことになる可能性があります。

この手法を繰り返していると同じ親戚を2回不幸にあわせてしまわないとも限りませんww

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不登校の定義は年間30日間以上の欠席

昔の学校の黒板。まだ緑のとき

 不登校とは、文部科学省によると、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、欠席理由が「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にある者。ただし、病気や経済的理由による者を除く」に該当する場合が、「不登校」になります。

 欠席30日未満の短期欠席者は「不登校」の定義には当てはまりません。

ですから「不登校」生徒と同様の悩みを持っていたとしても「まあ大丈夫だろう」ということになっているのではないのでしょうか。

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欠席願望は不登校の予備軍

夜中の野外ライブ

 不登校児童生徒数の現状はと言えば、近年減少傾向にあるといいます。この減少傾向の要因の一つとして、不登校状態の多様化あると言われています。登校はしているものの学校に対して強い学校忌避感情を持っている(学校がキライ)とか、その登校忌避感情によって長期欠席しないまでも遅刻や早退を繰り返し、短期間の欠席をしている生徒が相当数存在します。

 実は日本の小中学生の欠席率は、諸外国と比べて低いといいます。以外ですね。この欠席が少ないとう日本的状況(学校には行かなくてはならないという空気)の中で欠席願望者が増えているのですね。

不登校に至らないまでも、学校生活を楽しむことに困難を感じているわけです。「不登校予備軍」と言ってもいい状態です。今やこれらの生徒に対して適切な援助が必要になってきているのです。

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学校嫌いは本当に学校がキライ?

楽しい学校の風景

 なぜ、子どもたちは学校がキライになるのでしょうか。

その原因の一つに校則が細かく厳しくなっていることがあるようです。例えば、「給食を食べ残した場合、そのグラム数を校内放送されるのがつらかった」、「いつも怒鳴り声が絶えない教室だった」、「校則違反者は行いを正すよう全校生徒の前で誓わされた」、「給食中は私語禁止でピリピリしてイヤだった」などの不登校生徒の校則に対して反発する声があります。

そんな嫌な思いまでして、学校は行かなければならないからと彼らは登校するのです。

彼らには学校に行く以外に選択肢はないのですから、その内、本当の不登校になってしまいます。学校の管理体制は今世間を騒がすパワハラそのものじゃないですか?

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まとめ

  1. 不登校には定義があり、それに当てはまらない短期欠席者は援助の対象外も同然
  2. 現在、不登校は減少傾向にあるが、不登校状態が多様化している
  3. 学校忌避感情を持っている生徒が相当数存在する。これらは遅刻や早退を繰り返す
  4. 欠席願望者は不登校に至らないまでも学校生活を楽しめないので、短期欠席者となる
  5. 学校の管理体制はパワハラそのものではないか?

自分の居場所が持てないのが、不登校生徒と不登校予備軍生徒。

彼らにとって学校は魅力がないばかりか、恐怖の館なのです。不登校ともなれば、孤立感を感じざるを得ない社会を恨むことにまでなりかねません。

「学校に行かなくてもいい自由」いろいろな選択肢があるという社会が必要です。