スマホはパソコンと同じで中に自分が欲しい機能を詰め込むことができる、言わば自分専用の秘書のようなツールです。従って、正しく使えば非常に便利であるに違いはありません。
社会人となり、自分の稼ぎで、自分の責任においてスマホを購入する分には、誰も文句を言う人はいないでしょう。しかし、学生にとっては、ほぼほぼ両親に買ってもらうものでしょう。スマホはただじゃありませんし、ランニングコストがかかりますから、素直に買ってくれることはなく、どこの家庭でも買ってもらうのに苦労しているようです。
そこでこの記事では、買ってもらうための心構えについて書いてみようと思います。
スマホを持っていないと学校でどうなるのか
今の世の中デジタル機器に溢れ、スマホを持っていない人はいないと言っても過言ではありません。総務省の統計データを見ても未成年のスマホ所有率は平均90%に近く、10人いたらスマホを持っていないのは1人いるかどうか、という状況です。
教室で会話できる距離にいる時でさえ、LINEアプリなどでメッセージを交わしている時代です。外野から傍観していると奇異にも思えます。
今の時代、メッセージや写真を交換することで仲間として認められるような側面がありますので、スマホを持たずに通学するということは、学校では村八分に近い状態となるでしょう。
疎外感や孤独を楽しめるストイックな性格を持っているならまだしも、普通なら大変厳しそうであることは想像に難くありません。
スマホを買ってもらえないからといって感情的になるのはやめよう
しかし、「学校で皆が持っているのに自分だけ持っていないのは不公平だ!」と言って親に食ってかかるのは絶対に止めましょう。
理屈が間違ってます。「だからどうした?」と言われて撃沈するのがオチです。それこそ飛んで火にいるなんとやらで、スマホを買ってくれるかもしれない可能性を自らの手で握りつぶすことになります。また、最新式の高級機種やブランド機種に拘るのも絶対に止めましょう。「友達とのメッセージができればいいんだろう?古いのでもいいじゃないか?」と言われ親が持っているガラケーを渡される可能性があります。
そもそも、自分の感情に身を任せ、モノをねだる姿勢がそもそも間違っています。あなたの両親は、あなたを養うためにどれだけのお金を投資しているか考えたことがありますか?数万円もするような憧れの機種に手を出すのは、社会人になって自分の稼ぎができてからです。
自分でどこまでスマホを買ってもらうことについて考えているか
例えば「最新のiPhoneが欲しい!」という物欲に支配され、周囲のことを考えなくなっていませんか?自分が友達とスマホで仲間入することばかりを考え、親が買ってくれないことに激昂するだけになっていませんか?
決して、両親はあなたに嫌な思いをさせようとしているのではありません。なぜ両親はあなたに素直に買い与えてくれないのか、また、スマホを持つことによってどのようなリスクと隣合わせになるのかを想像したことがありますか?
スマホは確かに楽しいですし、能動的に使用すれば便利なツールです。しかし、特に学生の皆さんは、自分の欲求をコントロールすることが困難です。
周りに流され、言葉による会話をしなくなり、本分を忘れて一日中スマホ漬けになり、欲望のままにオンラインゲームを楽しんで100万を超える借金を抱えたり。スマホは、酒やギャンブルと同様に、使い方を一歩間違えるだけで人間を破滅させることにも至らしめてしまいます。
頭を冷やして冷静になり、両親と素直に話あうことが必要です。姑息な手を使ってスマホゲットなんてアイデアは、両親には通用しないでしょう。素直に膝を突き合わせて話し合いを重ね、お互いの妥協点を見出すことが最も可能性のある説得方法だと思います。
まとめ
この記事では、スマホを買ってもらうための心構えについて書きました。
・今の時代、学生のスマホ所有率は平均で90%に近い。
・物欲や屁理屈で自分を見失った状態で親にせがむのは間違い。
・スマホを持った時のリスクを考え、その上で両親と何度も話し合いを持つことが最も良い説得方法
まずは、自分が冷静になることが大前提です。