のれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘という言葉が頭によぎったら?

焼肉、刺身、半身揚げなどの「のれん」言葉の意味

みなさんはのれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘ということわざを知っていますか?

この記事ではそれぞれの意味と使い方。そしてこの熟語の教えを役立てる考え方を紹介します!

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まずはのれんに腕押しの意味。

焼肉、刺身、半身揚げなどの「のれん」

読み方は「のれんにうでおし」で、何をやっても手応えがない、という意味です。

こちらが一生懸命になっていても何も反応がなかったり手応えがないとイライラしたり悲しくなったりしまうよね。こういった時にのれんに腕押しということわざを使うのです。

のれんというのはお店の入り口にかかっている布のことです。赤ちょうちんの居酒屋さんやラーメン屋さん、お寿司やさん、あとは銭湯なんかの入り口に見られますね。なんとなく昭和のイメージのするのれんですが、こののれん、押しても手応えなんてありませんよね。

腕押しというのはその名の通り腕で押すこと。他にも腕相撲という意味もあります。

なのでのれんに腕押しというのはのれんを押しても、腕相撲をしても、何も手応えがないという意味になるのです。

例文としては

「何回も説得したのにのれんに腕押しだった。」や「これだけ頑張ったのに結果はのれんに腕押しだった。」などです。

何かを必死に頑張っても何も結果がないとは悲しいことわざですね。難しい言葉ではないのでみなさんもぜひ使ってみましょう。

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こちらも一般的なことわざ「豆腐にかすがい」の意味

さまざまな工具。その中でもひときわ目立っているのが「かすがい」

次に、豆腐にかすがい。読み方は「とうふにかすがい」で、こちらも先ほどと同じように全く手応えがないという意味です。

豆腐にかすがいの豆腐はみなさんご存知の豆腐。ではかすがいというのは何かというと、材木と材木をつなぎとめるコの字型の金具のことです。大きなホッチキスの針みたいな感じです。

柔らかいお豆腐に金具をつけようとしても無駄なことですよね。これがことわざになって豆腐にかすがいと言われるようになったわけです。こちらも使うには、思い通りの結果にならなかった時です。

例文としては

「こんなに説得してもあなたは豆腐にかすがいね。」や「彼女はニコニコして話を聞いているけど、結局豆腐にかすがいで何も理解していないよ。」などです。

こちらも一般的によく使われることわざなので、覚えておいて損はないでしょう。

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「ぬかに釘」ということわざの意味もネガティブ

良く漬かったぬかづけの人参ときゅうり

そして最後はぬかに釘。読み方は「ぬかにくぎ」で、意味はこちらも何かをしようとしても結果に繋がらないという時に使います。

ぬかというのはぬか漬けで使うあのぬかです。そのぬかに釘を打とうとしてもなんの手応えもありませんよね。こちらも一般的によく使われることわざで、きっとみなさんも聞いた事があるでしょう。

例文としては

「あの人はアドバイスを聞き入れないからぬかに釘だ。」や「子供にそんな説教をしてもぬかに釘だろう。」などです。

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のれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘。思った瞬間ポジティブシンキング!

親指を立てて好調を示す人

のれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘、どれも意味は似ていますが他にも似たようなことわざで「馬耳東風」「馬の耳に念仏」などがあり、日常生活の中でも馴染みのあることわざなのではないでしょうか。

これらの意味はあまり良い意味とは言えませんが、誰にでも経験のある事ですよね。

どんなに頑張っても結果が出ない時、あなたはどう対処していますか?諦めてしまう人、落ち込んでしまう人、イライラしてしまう人などいろいろなタイプがあると思いますが、何かを成し遂げようとして失敗に終わってしまった時、少なからず自己否定をしてしまう人は多いのではないでしょうか。

自己否定してしまう気持ちもわかりますが、そうなってしまっては次のチャレンジも空回りしてしまう可能性が大。なぜか人生は自分が想像を強くする事でその方向に進んでいきやすくなります。なので自己否定モードに入ってしまうと全ての流れが悪い方向にいきやすくなってしまうのです。

のれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘、そんな状況になってもポジティブにまた新しい事にチャレンジする気持ちを持つ事で成功が見えてくるのではないでしょうか。

みなさんものれんに腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘という言葉が頭によぎったら、すぐにポジティブに切り替えられるように癖をつけると良いですね!